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前場に注目すべき3つのポイント~首都機能停止といった警戒感からAIアルゴリズムの売り警戒

発行済 2020-03-26 08:48
更新済 2020-03-26 09:02
© Reuters.  前場に注目すべき3つのポイント~首都機能停止といった警戒感からAIアルゴリズムの売り警戒

26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:首都機能停止といった警戒感からAIアルゴリズムの売り警戒■前場の注目材料:TDK、20/3下方修正 営業利益950億円←1200億円■エスペック (T:6859)医療向けに環境試験装置、ワクチン輸送対策狙う■首都機能停止といった警戒感からAIアルゴリズムの売り警戒26日の日本株市場は、直近の急伸に対する反動が意識される中、こう着感の強い相場展開になりそうだ。

25日の米国市場は、NYダウが495ドル高と上昇する一方で、ナスダックは33ポイント安となるなど、まちまちの展開だった。

2兆ドル規模の経済救済策で合意に達したことが評価されたが、どの程度速やかに救済資金が消費者や企業に供給されるかなどに不透明感もあり、戻り売りに押される局面もみられている。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比290円安の18950円。

円相場は1ドル111円20銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の相場展開になりそうだ。

もっとも、日経平均は連日で4ケタの上昇をみせており、節目の19000円を回復したこともあり、いったんは自律反発における一巡感も意識されやすいところであろう。

そのため、19000円を挟んでのこう着になりそうだが、まずは底堅さが見られてくるかが注目されそうだ。

東京都の小池知事は、「感染爆発の重大局面だ」と述べ、今週末は不要不急の外出を控えるほか、平日はできるだけ自宅で仕事を行って特に夜間の外出は控えることなどを呼び掛けている。

首都機能停止といった警戒感からAIアルゴリズムの売りなども警戒されるところであり、底堅さを見極めることが重要となる。

また、自律反発の域は脱していないとはいえ、アンワインドの流れから売り込まれていた銘柄の出直りもみられてきた。

日経平均の強いリバウンドを受けて、マザーズなど中小型株の強いリバウンドもみられてきており、個人投資家のセンチメント改善につながるかが意識されるところでもある。

本日はIPOが2社あり、サイバーセキュリティクラウド (T:4493)、アディッシュ (T:7093)が上場する。

パニック的な状態からIPOは軒並み公募価格割れが続いているが、両社ともテーマ性等をみても人気化しやすい銘柄であり、センチメントをはかるうえでも、両社の動向が注目されることになりそうだ。

■TDK、20/3下方修正 営業利益950億円←1200億円TDK (T:6762)は2020年3月期業績予想を修正。

営業利益は従来の1200億円から950億円に下方修正している。

自動車や産業機器市場の需要低迷により、製造設備などで計175億円の減損損失を計上。

また、子会社の株式売却損や新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響も重荷となる。

■前場の注目材料・日経平均は上昇(19546.63、+1454.28)・NYダウは上昇(21200.55、+495.64)・米原油先物は上昇(24.49、+0.48)・日銀のETF購入・大型財政出動による景気下支え・株安局面での自社株買い・来期の業績回復期待・JDI (T:6740)臨時株主総会、いちごアセットの出資受け入れなど全議案可決・住友化学 (T:4005)中国でフル操業、顧客の在庫積み増し対応・住友商事 (T:8053)米新興企業に出資、無線電波のAI分析活用・横浜ゴム (T:5101)タイの天然ゴム公社と覚書、持続可能な調達へ・エスペック (T:6859)医療向けに環境試験装置、ワクチン輸送対策狙う・シャープ (T:6753)NECの映像機器子会社買収、欧米で相乗効果・京セラ (T:6971)NECの光学部品子会社買収、高耐力成膜で市場開拓☆前場のイベントスケジュール・特になし

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