23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:一先ず日経平均の19000円処は支持線として意識されやすい■前場の注目材料:JAL、20/3下方修正 営業利益1000億円←1400億円■ニコン、ラオス工場再開、デジカメの供給不安減■一先ず日経平均の19000円処は支持線として意識されやすい23日の日本株市場は、買い先行後は次第にこう着感が強まりそうである。
22日の米国市場では、NYダウが456ドル高と反発。
上院を通過した米国政府の中小企業追加救済策は、明日にも下院で採決され成立する見通しとなったほか、原油価格の反発や一部企業決算が予想を上回ったことが投資家の安心感につながり、終日堅調に推移した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比245円高の19265円。
円相場は1ドル107円70銭台で推移している。
米株高の流れを引き継ぐ格好から、買い先行の展開になりそうだ。
米国では半導体株の上昇が目立っていることも、指数インパクトの大きい値がさ株への支援材料になりそうである。
昨日指数の上値の重石となっていた東エレク (T:8035)のリバウンドが意識されやすいところであろう。
一方で、昨日の段階でグローベックスの米株先物は強い値動きをみせており、ある程度は織り込まれている面はありそうだ。
そのため、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、戻り待ちの売り圧力も意識しておく必要があるだろう。
前引け段階でTOPIXがプラス圏で推移しているようであれば、短期筋の売り仕掛け的な動きも警戒されやすいところ。
もっとも、一先ず日経平均の19000円処は支持線として意識されやすく、底堅さが見られてくるようであれば、センチメント改善につながりやすいところではある。
また、原油先物相場がようやく下げ止まりをみせて反発していることは安心感につながりそうである。
物色の流れとしては新型コロナ関連の循環物色のほか、業績修正の動きが増えてきており、下方修正としても、アク抜けにつながる可能性があるため、売り込まれていた銘柄への見直す流れも見極めたいところである。
直近で急ピッチの調整が目立つ中小型株については、トレンドを大きく崩していない銘柄においては、テクニカル的な支持線等からの見直しも意識されよう。
■JAL、20/3下方修正 営業利益1000億円←1400億円JAL (T:9201)は2020年3月期業績予想の修正を発表。
営業利益は従来の1400億円から1000億円に下方修正した。
新型コロナウイルス感染症が国内外に拡大するのに伴い、世界各国の入国制限や検疫強化、国内においては日本政府による外出自粛要請のため、2月以降、国際線・国内線の旅客需要が急激に落ち込んだ。
■前場の注目材料・NYダウは上昇(23475.82、+456.94)・ナスダック総合指数は上昇(8495.38、+232.15)・シカゴ日経225先物は上昇(19265、大阪比+245)・1ドル107円70-80銭・SOX指数は上昇(1682.12、+93.42)・VIX指数は低下(41.98、-3.43)・米原油先物は上昇(13.78、+2.21)・日銀のETF購入・新型コロナウイルス治療薬開発・日米欧の大型財政出動・株安局面での自社株買い・来期の業績回復期待・ニコン (T:7731)ラオス工場再開、デジカメの供給不安減・住友商事 (T:8053)米パワージェンに出資、分散型電源を拡充・丸紅 (T:8002)イタリア企業と小型衛星打ち上げで提携・パナソニック (T:6752)溶接ロボの教示、VRで直感的に、作業時間6割減・ブイキューブ (T:3681)アステリアとバーチャル株主総会支援、セキュリティー担保・宇部興産 (T:4208)アビガン中間体の製造・供給、7月に開始☆前場のイベントスケジュール・特になし
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