OLC (T:4661):13815円(-470円)大幅反落。
一昨日に20年3月期の決算を発表、営業利益は969億円で前期比25.1%減益、1-3月期は臨時休園の影響が大きく42億円の赤字で前年同期比267億円の損益悪化となっている。
21年3月期業績見通しは非開示としている。
資金繰りに対する安心感、中期戦略の据え置きなどはポジティブに捉えられているが、国内の緊急事態宣言延長観測の強まりなどによって、先行きへの警戒感は払拭されない状況となっている。
レーザーテック (T:6920):7190円(+920円)急騰。
一昨日に第3四半期決算を発表、1-3月期営業利益は8.8億円で前年同期比48.0%増益、通期計画は据え置いている。
一方、1-3月期受注高は246億円、同6倍の水準となっており、従来の下期計画287億円との比較では想定以上の推移とみられる。
会社側では通期の受注計画を従来の700億円から850億円に上方修正、EUVL向け検査装置の需要拡大が主因とみられる。
第2四半期に続く受注の上振れを高評価する動きが強まる。
プロパティDBK (T:4389):954円(+85円)大幅に反発。
21年3月期の営業利益予想を前期比16.4%増の3.70億円と発表している。
提案型営業を推進し、大手企業・グループ企業分野を中心にシェア拡大を目指す。
20年3月期の営業利益は5.4%増の3.18億円で着地。
また、23年3月期までの中期経営計画を策定し、同期の営業利益目標を5.56億円とした。
このほかファイルサーバーとナレッジマネジメントの機能をクラウドで提供するサービスを開始することを明らかにしている。
マーケットE (T:3135):2291円(+58円)大幅に5日続伸。
完全子会社としてMEトレーディング(東京都中央区)を設立し、農機具貿易商社の旺方トレーディング(鳥取市)から中古農機具の買取・販売・海外輸出などの事業を譲受する契約を締結したと発表している。
譲渡価額は2.44億円。
旺方トレーディングは買い取った農機具の約7割を海外へ輸出しているほか、オークションや国内農機具店への販売ルートを有しており、事業譲受で販売チャネルの拡充が期待できるとしている。
信越化 (T:4063):12020円(+320円)大幅反発。
一昨日に20年3月期の決算を発表、営業利益は4060億円で前期比0.6%増益、ほぼ想定通りの着地となっている。
塩ビ事業の伸び悩みを他の事業がカバーする構図となる。
堅調な業績推移を評価する動きにつながる形へ。
21年3月期見通しは例年同様に非開示としているが、シリコンウエハは4-6月期も底堅い推移との見方が示されており、ポジティブに捉えられている。
山崎パン (T:2212):1938円(-332円)急落。
一昨日に第1四半期の決算を発表、営業利益は55億円で前年同期比4.2%減益、通期2ケタ増益見通しに対して想定以上に低調なスタートとなり、市場予想も15億円程度下振れたとみられる。
コンビニ向けの落ち込みなどによって主力の菓子パンが伸び悩んだ。
巣ごもり消費による好影響が期待されていただけに、失望感が強まる状況となっている。
野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「リデュース」に格下げへ。
GMO-FH (T:7177):549円(+20円)大幅に続伸。
20年12月期第1四半期末(20年3月31日)の配当額を11.94円(従来予想未定、前年同期末実績は2.59円)に増配すると発表している。
配当性向60%を目途とする方針に基づく措置。
同期の営業利益は前年同期比200.2%増の40.48億円で着地した。
店頭デリバティブ取引が好調だったほか、株式関連取引でも受入手数料が増加した。
通期予想は非開示。