1248GMT 16日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
19日終値 前営業日終値
株 FT100 5727.91(‐16.05) 5743.96
クセトラDAX 6162.44(‐18.46) 6180.90
金 現物午後値決め 1136.25 1151.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 99.295 (+0.015) 0.250(0.260)
独連邦債2年物 0.889(0.892)
独連邦債10年物(6月限) 123.63 (‐ 0.02) 3.089(3.078)
独連邦債30年物 3.846(3.855)
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<為替> ドルと円が上昇している。米当局が前週末、ゴールドマン・サックス
低金利で安定した通貨を選好する動きが高まっている。
<株式> ロンドン株式市場は続落。米証券取引委員会(SEC)のゴールドマン・サ
ックス
山、旅行関連株に売りが出た。
米SECのゴールドマン訴追を受けて、欧州で銀行に対する規制が強化されるとの見方
が強まり銀行株を圧迫。HSBC
なった。
ただ、米シティグループ
下値を支える要因となった。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
ブアメリカ・メリルリンチが同行を「欧州1」投資リストに加え、目標株価を引き上げた
ことが背景。
ロイズ・バンキング・グループ
ゴールドマン訴追で需要見通しの先行き不透明感が増し市場心理が冷えるなか金属相場
が下落し、鉱山株が売られた。カザキミス
トファガスタ
アイスランドの火山噴火で欧州空路のまひ状態が続く中、旅行関連株の下げが目立った。
TUIトラベル
期的に需要が低迷するとの見方から同社の投資判断を引き下げた。
トーマス・クック
ディフェンシブ銘柄が選好され、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
高。医薬品のアストラぜネカ
ラル」に引き上げたことも手がかりとなり、0.4%上昇した。
欧州株式市場は続落し、主要株価指数は1週間超ぶり安値で引けた。米証券取引委員会
(SEC)による米ゴールドマン・サックス
アイスランドの火山噴火による空の混乱が5日目に突入するなか航空株が軟調だった。
ただ、この日発表の3月の米コンファレンス・ボード(CB)景気先行指数が予想を上
回り過去最高水準を更新したほか、米シティグループ
000万ドルの黒字となったことに支援され、相場は午後に入り下げ幅を縮小した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.26ポイント(0.66%)安
の1088.04。終値として8日以来の安値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.46ポイント(0.32%)安の
2940.19。
銀行株の下げが目立った。STOXXヨーロッパ600銀行株指数<.SX7P>は0.9%
安。HSBC
ディ・アグリコル
2.2%下落した。
ギリシャ銀行株指数<.FTATBNK>は2.6%安。利回り格差の拡大や緊縮財政措置の経済
への影響が懸念された。ギリシャ・ナショナル・バンク
EFGr.AT>、ピラエウス・バンク
高リスク資産に対する需要は後退。投資家のリスク選好度を示す独DAX新VIX指数
<.V1XI>は6週間ぶりの水準に上昇した。同指数が低いほど、リスク選好度が高いことを
示す。
航空・旅行株は前営業日から一段安。アイスランドの火山噴火を受けた広範にわたる欠
航や空港閉鎖が背景にある。ブリティッシュ・エアウェイズ .DE>、イベリア航空 フランスKLM <ユーロ圏債券> ギリシャ支援をめぐる協議がアイスランドの火山噴火の影響で21 日に延期されたことを背景にギリシャ国債の利回りが上昇し、同国債と独連邦債との利回 り格差が過去最高水準に拡大した。 欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)はギリシャの要請を受け、同国支援をめぐ る会合を19日から始める予定だった。 RIAキャピタルマーケッツ(エディンバラ)のストラテジスト、ニック・スタメンコ ビッチ氏は、協議延期は弱気筋の見方を一段と支えたと指摘。そのうえで「今やギリシャ の支援要請はほぼ不可避の様相を呈している。時間の問題だ」と述べた。 10年物のギリシャ国債 昇。独連邦債 (bp)拡大し482bpとユーロ導入以来最高水準に拡大した。 CMAデータビジョンによると、ギリシャ国債の5年物CDSスプレッドは一時472 bpと過去最高水準をつけた。CDSスプレッド1bpは、債務1000万ユーロに対す る保証料1000ユーロに相当する。 一方、ギリシャをめぐる懸念は独連邦債を支援した。独連邦債先物6月限 算値は9ティック高の123.74。一時、限月高値となる123.88に上昇した。米 証券取引委員会(SEC)による米ゴールドマン・サックス訴追の影響に対する懸念も相 場を押し上げた。 ただ、3月の米コンファレンス・ボード(CB)景気先行指数が過去最高水準を更新し たことや、米シティグループ 戻す兆候を示したことを受け、独連邦債に対する逃避買い需要は取引終盤にかけて後退し た。 独連邦債10年物 利回りは0.877%。 [東京 20日 ロイター]