19日のマザーズ先物は前日比11.0pt高の869.0ptと3日続伸して終了した。
高値887.0pt、安値は855.0pt。
取引高は5903枚。
本日のマザーズ先物は、前日の米国株の大幅高や日経平均の上伸などを背景に、リスク選好ムードが強まった。
前日の米国市場は、米バイオ企業モデルナが開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、第1相臨床試験で、新型ウイルスの感染を防ぐ可能性のある「抗体」を確認したと発表した。
ワクチン開発が成功すれば、米経済も正常化するという期待でNYダウなど主要株価指数は大幅高となり、日経平均も500円超上昇するなど、外部環境が好転していることから、マザーズ先物にも買いが波及。
一時前日比29.0pt高の887.0ptまで上伸した。
現物市場でも、サンバイオ (T:4592)、ヘリオス (T:4593)、オンコリス (T:4588)など個人投資家に人気の高いバイオ関連株が値を上げたほか、好決算銘柄など材料のある銘柄が幅広く買われた。
ただ、一本調子の上昇に対する懸念も残っており、買い一巡後は利益確定売りも散見された。
本日のマザーズ市場では、今期の好業績見通しが引き続き材料視されたアイ・ピー・エス (T:4390)は前日比400円(+25.48%)高の1970円、4月の月次売上高が大幅な伸びとなったレントラックス (T:6045)も前日比80円(+20.46%)高の471円とともにストップ高まで買われた。
またミクリード (T:7687)が前日比150円(+17.03%)高の1031円と制限値幅いっぱいまで買われ、JIA (T:7172)、ブティックス (T:9272)、NATTY (T:7674)なども10%超上昇した。