22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:売り先行も22000円辺りが支持線として意識される■前場の注目材料:大和工、21/3最終総益トントン←60億円■ソフトバンク、みずほFGとスマホ金融で提携、証券事業拡大■売り先行も22000円辺りが支持線として意識される22日の日本株市場は、売り先行からのスタートになろう。
19日の米国市場では、NYダウが208ドル安だった。
米国のポンペオ国務長官と中国の楊共産党政治局員によるハワイでの非公式会合で、中国が第1段階貿易合意である米農産物購入を確約したことが好感材料となり上昇して寄り付いた。
その後、フロリダ州やカリフォルニア州などのウイルス感染者数の連日急増が伝えられると下落に転じた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円安の22290円。
円相場は1ドル106円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行する格好から始まろうが、22000円辺りに25日線が位置しており、同線が支持線として意識されやすく、売り一巡後は底堅い相場展開が見込まれる。
また、米国における感染第2波への警戒が高まっている状況はこれまでも伝わっており、上値の重石にはなろうが改めて売り込む流れにはならないだろう。
また、米国ではクアドプルウィッチングだったことも一因であり、需給が通過したことで警戒感はそれ程高まらないだろう。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から後場は日銀のETF買い入れへの思惑が売り込みづらくさせる。
先週末には日銀が通常のETF(1001億円)を買い入れており、日経平均は22500円を挟んでの底堅い相場展開となっていた。
最近では日銀のETF買い入れのタイミングが見極めづらい状況であることも、短期筋の売り仕掛け的な売買を手控えさせることになるだろう。
もっとも売りが先行する中では売り一巡後の底堅さを見極める必要もある。
そのため、個人主体の売買に向かいやすい。
中小型株に対する活発な物色が続いており、先週末のマザーズ、JASDAQ平均はいずれも続伸である。
一部の銘柄に資金が集中している状況であるが、需給良好な中で個人の資金回転も効いているようである。
過熱感が警戒されているとはいえ、フットワークを高めつつ、トレンド追随の物色が続くことになりそうだ。
イベントとしては今週からIPOが再開されることにより、現在の個人の需給状況の良さが表れよう。
■大和工、21/3最終総益トントン←60億円大和工 (T:5444)は2021年3月期の業績予想の修正を発表、最終損益をトントンと従来の60億円の黒字予想から下方修正している。
連結子会社の会社分割及び新会社株式の譲渡並びに特別損失の発生を発表。
新会社は持分法適用関連会社となることによる影響。
■前場の注目材料・日経平均は上昇(22478.79、+123.33)・ナスダック総合指数は上昇(9946.12、+3.07)・米原油先物は上昇(39.83、+0.78)・米長期金利は低下・日銀のETF購入・世界的な経済活動再開・日米欧の大型経済対策・コロナ収束後の業績回復期待・ソフトバンク (T:9434)みずほFGとスマホ金融で提携、証券事業拡大・オークマ (T:6103)DX専任部署新設、遠隔製造支援など強化・日産自 (T:7201)国内3工場を来月も一時停止・ホンダ (T:7267)4輪事業改革、商品企画・開発・量産を即決体制・トヨタ (T:7203)アジア全工場再稼働、印子会社復旧・日産自 (T:7201)中国社と車載電池開発、「eパワー」向け・井関農機 (T:6310)韓国で攻勢、品ぞろえ強化・セイコーエプソン (T:6724)東南アで家庭用プリンター通販拡大、現地ECと連携・大日印 (T:7912)JALと歩数に応じマイルたまるサービス・日本製鉄 (T:5401)日本製鉄など、ゼロカーボンで製鉄、22年にも工程表作成・日本製鉄 (T:5401)鹿島でコークス1億5000万トン、49年2カ月で実現☆前場のイベントスケジュール・08:00 ロウ豪準備銀行総裁が討論会参加・10:30 中・1年物ローンプライムレート発表
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