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UPDATE1: 東京株式市場・前場=反落、売り一巡後はもみあい

発行済 2010-05-31 11:48

日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 

前場終値 9742.71 (-20.27) 前場終値 9740 (-60)

寄り付き 9735.47 寄り付き 9740

安値/高値 9728.42─9781.26 安値/高値 9720─9790

出来高(万株) 66865 出来高(単位) 30812

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 [東京 31日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は反落。前週末の米株安

を受けた朝方の売り一巡後は、前営業日終値を挟んだもみあいとなった。

 対ユーロ、対ドルともに円高に一服感が出ている一方、米国や英国が休場で海外投資家

からの売りが少なく下値が限定的だったという。半面、国内材料に乏しく方向感のない展

開。社民党が連立政権離脱を決定したことについては、「株式市場ではほとんど材料視さ

れていない」(国内証券)との声が多かった。

 前場の東証1部騰落数は値上がり920銘柄に対して値下がり562銘柄、変わらずが

172銘柄。東証1部の売買代金は4538億円となった。

 きょう午前の東京市場は「スペインの格下げを嫌気した米株安を受けて売られた後は、

ほとんど動意がなくなった」(立花証券・執行役員の平野憲一氏)という。ある準大手証

券トレーダーは「海外勢の動きが鈍いために、主力株へのオーダーが細っている。先物市

場の注文もロットが小型になっているようで、にらみ合う状況だ」と述べた。

 インベストラスト代表の福永博之氏は「前週末28日の米株市場の下げ幅と比較すると、

きょうの東京市場は底堅いといえるが、円高一服と海外勢の不在に下支えされた部分が大

きい。商いが低調な一方、午後の材料となる上海などアジア株が軟調で、終日もみあいと

なる公算が大きい」と指摘した。

 

 社民党の連立政権離脱については「与党の政策運営が困難となる。このまま政局の混乱

が続けば海外勢の日本売りの大きな材料になってくるだろう」(みずほ総研・シニアエコ

ノミストの武内浩二氏)と懸念する声があがっている。別の市場関係者は「足元での株式

市場への影響はほとんどないものの、政局混乱については織り込み済みというよりは消化

不良。反応のしようがないのではないか」(国内投信)とみている。

 経済産業省が31日発表した4月鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整

済み)は前月1.3%上昇の96.0となり、2カ月連続の上昇となった。ロイターの事

前予測(前月比2.5%の上昇)を下回ったが、市場の反応は限定的だった。生産予測指

数は5月が前月比0.4%上昇、6月が同0.3%の上昇。経済産業省は生産の基調判断

を「持ち直しの動きで推移している」で据え置いた。

 マネックス証券・チーフ・エコノミストの村上尚己氏は、生産は増加トレンド継続を示

唆しているとみる。村上氏は、4─6月の生産は前期比プラス2.0%前後の底堅い伸び

を保つ見通しと述べた。

 業種別ではパルプ・紙、医薬品、石油・石炭が高い。海運、卸売、銀行、機械、自動車

は軟調だった。

 個別では、第一生命保険<8750.T>が続伸。同社はきょうからTOPIX指数に組み入れ

られている。内田洋行<8057.T>が急伸。28日に発表した2010年7月期業績予想の上

方修正を好感した。

 主力株では、キヤノン<7751.T>、ホンダ<7267.T>が買われた半面、トヨタ自動車

<7203.T>、ソニー<6758.T>が売られるなどまちまちだった。三菱UFJフィナンシャル・

グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグ

ループ<8411.T>などの大手銀行株は総じて軟調。

 (ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者)

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