[東京 28日 ロイター] - 岸田文雄首相は28日の参院決算委員会で、来年の主要7カ国(G7)首脳会合の議長国となることを念頭に「ドイツや他のG7各国と連携しながら、ロシアの侵略をやめさせるため議長国として適切に対応する」と述べた。宮本周司委員(自民)への答弁。
国際社会が連携して「ロシアに強い措置を講じていかなければならない。抜け道を与えてもならない」との考えも示し、「金融的な制裁措置は講じているが暗号資産への転換を自由に許すことによって抜け道になってしまう問題意識から、外為法改正案を今国会に出すべく準備を進めている」と語った。
一方、足立敏之委員(自民)は20カ国・地域(G20)へのロシアの参加に、国際社会がどう対処するか質した。
これに対し、岸田首相は「議長国インドネシアはじめG20メンバーと議論しなければならない」と断ったうえで、「今後の情勢をよく踏まえて日本としても適切に対応することを考えていかなければならない」と述べた。