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英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日銀の金融緩和継続姿勢が支援材料に

発行済 2022-04-09 14:23
更新済 2022-04-09 14:30
© Reuters.
■強含み、米ドル高・円安の相場展開の影響受ける

今週のポンド・円は強含み。
原油先物の下落を意識したポンド売りが観測されたが、米ドル高・円安が進行したこと、対ロシア経済制裁は英国経済に重大な影響を与えないとの見方があることから、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小した。
原油先物の下げ幅は週末前に縮小したことも意識されたようだ。
取引レンジ:160円29銭-162円36銭。


■下げ渋りか、日銀の金融緩和継続姿勢が支援材料に

来週のポンド・円は下げ渋りか。
英国経済の堅調な内容から回復基調が示されているものの、英中央銀行当局者内では早期の追加利上げに慎重な見方もあり、インフレ指標を見極める展開となりそうだ。
次回5月の金融政策委員会(MPC)に向け利上げ観測が後退すればポンド買いは縮小する見通し。
ただ、日本銀行による緩和政策の維持や円安容認を背景とした円売りがポンドを下支えしよう。


○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・2月鉱工業生産:(1月:前月比+0.7%)
・2月商品貿易収支:(1月:-264.99億ポンド)
・2月期ILO失業率(前回:3.9%)

予想レンジ:160円50銭-163円50銭


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