[25日 ロイター] - 格付け会社フィッチは25日、オーストリア、ドイツ、イタリアがロシアからのガス供給停止に対し脆弱(ぜいじゃく)だと指摘した。ガス供給量の急激な減少は、ロシアがガス輸出を政治的手段として利用する用意があることを示唆しているという。
フィッチによると、西欧諸国内には大きな相違があるものの、ロシアからの供給が停止すれば地域全体として深刻なマクロショックに直面する。欧州連合(EU)はロシア産ガスへの依存度を減らしているが、供給とインフラの制約から、ロシアからの供給減少を埋め合わせるには3年以上かかる可能性がある。