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【市場反応】米新規失業保険申請件数は労働市場ひっ迫示す、小売りは予想以上に悪化、ドルまちまち

発行済 2022-12-15 22:49
更新済 2022-12-15 23:00
© Reuters.
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(12/10)は前週比—2万件の21.1万件と、増加予想に反し減少し、9月末以降で最低となり、労働市場のひっ迫を証明。
感謝祭、年末商戦絡みで季節的な要因が考えられる。
米失業保険継続受給者数(12/3)は167.1万人となった。


同時刻に商務省が発表した11月小売売上高は前月比-0.6%と、10月+1.3%から予想以上のマイナスに転じた。
国内総生産(GDP)の算出に用いられるコントロールグループは-0.2%と、予想外に年初来初めてのマイナス。


米12月NY連銀製造業景気指数は-11.2と、11月+4.5から再びマイナスに落ち込み、予想を下回った。


12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は-13.8と、11月-19.4から改善予想に反し悪化した。
4カ月連続のマイナスとなった。


労働市場はひっ迫、小売りは予想以上に落ち込むまちまちの結果を受けてドルももみ合い。


ドル・円は136円60銭前後で推移。
ユーロ・ドルはECBの利上げを受けたユーロ買いに1.0606ドルから1.0663ドルまで上昇した。


【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:21.1万件(予想:23.2万件、前回:23.0万件)・米・失業保険継続受給者数:167.1万人(予想:167.0万人、前回:167.1万人)・米・11月小売売上高:前月比-0.6%(予想:-0.2%、10月:+1.3%)・米・11月小売売上高(自動車除く):前月比-0.2%(予想:+0.2%、10月:+1.3%)・米・12月NY連銀製造業景気指数:-11.2(予想:-1.0、11月:+4.5)・米・12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:-13.8(予想:-10.0、11月:-19.4)

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