■決算動向
(2)財務状況
早稲田アカデミー (TOKYO:4718)の2015年3月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比716百万円増の11,724百万円となった。
主に、現預金(220百万円増)や、新規開校・既存校増床に伴う有形固定資産(468百万円増)が増加した。
一方、負債は前期末比485百万円増の5,539百万円となった。
主な増減要因として、未払消費税等(297百万円増)、資産除去債務(421百万円増)などが増加し、有利子負債(396百万円減)が減少した。
また、純資産は利益剰余金の増加(144百万円増)や自己株式処分(46百万円増)を主因として、前期末比230百万円増の6,185百万円となった。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は52.8%と前期比でやや低下したものの、ここ数年は有利子負債の削減が順調に進んでおり、財務体質は着実に強化されてきているものと判断される。
一方、収益性に関して見ればROEや営業利益率など前期比では改善が進んだものの、2期前の水準と比較するとまだ低く、収益性改善に向けた今後の取り組みが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
主に、現預金(220百万円増)や、新規開校・既存校増床に伴う有形固定資産(468百万円増)が増加した。
一方、負債は前期末比485百万円増の5,539百万円となった。
主な増減要因として、未払消費税等(297百万円増)、資産除去債務(421百万円増)などが増加し、有利子負債(396百万円減)が減少した。
また、純資産は利益剰余金の増加(144百万円増)や自己株式処分(46百万円増)を主因として、前期末比230百万円増の6,185百万円となった。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は52.8%と前期比でやや低下したものの、ここ数年は有利子負債の削減が順調に進んでおり、財務体質は着実に強化されてきているものと判断される。
一方、収益性に関して見ればROEや営業利益率など前期比では改善が進んだものの、2期前の水準と比較するとまだ低く、収益性改善に向けた今後の取り組みが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)