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*16:08JST 日経平均は反発、下落発進も好決算銘柄への買いなどでプラス転換[相場概況]
日経平均は反発。
26日の米株式市場でダウ平均は228.96ドル安と続落。
予想を上回った企業決算を好感して買いが先行。
しかし、経営難に陥っている地銀のファースト・リパブリックの先行きを警戒した売りでダウ平均は下落に転じた。
一方、マイクロソフトなどの良好な決算や利上げ観測の後退でナスダック総合指数はプラス圏を維持し、+0.46%と3日ぶり反発。
本日の日経平均は75円安からスタート。
序盤は売りが先行し、一時は175円程下落した。
ただ、一部の値がさ株の上昇が下値を支えたほか、米市場の取引終了後に発表されたメタ・プラットフォームズの決算が予想を上回ったことが投資家心理を支え、その後は下げ幅を縮小。
場中に発表された好決算銘柄への買いが強まる中、時間外取引のナスダック100先物が上げ幅を広げたことも寄与し、日経平均は後場中ごろにはプラス圏に浮上した。
大引けの日経平均は前日比41.21円高の28457.68円となった。
東証プライム市場の売買高は11億9652万株、売買代金は3兆66億円だった。
セクターでは銀行、輸送用機器、鉄鋼が上昇率上位となった一方、証券・商品先物取引、空運、倉庫・運輸が下落率上位となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の56%、対して値下がり銘柄は39%だった。
個別では、今期見通しが市場予想を下回ったファナック (TYO:)が受注の底堅さが評価され上昇。
株主還元策が評価につながった小糸製作所 (TYO:)、愛三工業 (TYO:)のほか、今期見通しが好感された日東電工 (TYO:)、日立建機 (TYO:)、ジェイテクト (TYO:)は大きく上昇。
今期増益・増配見通しを発表した山洋電気 (TYO:)、前日後場に発表した決算を評価する動きが続いた東海理化電機 (TYO:)が急伸し、業績予想を上方修正した野村マイクロ (TYO:)も大幅高。
昼前頃に今期最高益見通しを発表したデンソー (TYO:)は後場から切り返して大幅高となった。
一方、今期の大幅減益見通しが嫌気されたアドバンテスト (TYO:)が急落し、レーザーテック (TYO:)、東エレク (TYO:)、ディスコ (TYO:)など半導体株が全般冴えない。
減益決算を受けて野村HD (TYO:)、フューチャー (TYO:)が大幅安。
ほか、決算が好感されずピー・シー・エー (TYO:)、トランコム (TYO:)、信越ポリマー (TYO:)なども大きく下落。
前引け以降に決算を発表したところでトーメンデバイス (TYO:)、岡三証券G (TYO:)、マブチモーター (TYO:)などが大幅安となった。
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