[ロンドン 7日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)は7日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に対するサイバー攻撃を防止するための7項目から成る計画を公表した。
世界では現在、約130カ国がCBDCの導入を検討しているが、CBDCがサイバー犯罪や対立国による攻撃の標的になる可能性が懸念されている。
BISは報告書で、CBDCのシステムは複雑で、障害を起こす可能性のあるポイントが多く、新たな高いリスクが生じていると指摘。中銀がCBDCを導入する際には、旧知のサイバー攻撃と新たなサイバー攻撃の双方を十分に監視し、撃退する準備を整えておかなければならないと強調した。
その上で各国中銀に対し、(1)CDBCシステムがもたらす複雑性と新たな脅威を認識する(2)セキュリティーと耐性を支える最新技術を採用する――などの具体的な対策を求めた。