中国の自動車販売が引き続き低迷している。
今年7月の新車販売台数は、前年同月比7.1%減の150万3000台に縮小した。
4月の0.5%減、5月の0.4%減、6月の2.3%減に続き、4カ月連続で前年同月の水準を下回っている。
前月比でも16.6%減と低調だった。
生産台数は前年同月比11.8%減の151万8000台(前月比18.0%減)で推移している。
業界団体の中国汽車工業協会が11日報告した。
生産、販売ともに前年同月の実績を割り込むのは3カ月連続。
これは金融危機後の2008年11月~2009年1月以来のことだ。
うち乗用車は、販売台数が前年同月比6.6%減の126万8600台(前月比16.1%減)、生産台数が11.6%減の130万1300台(18.0%減)に低迷。
2カ月連続で、販売、生産ともにマイナスに沈んでいる。
商用車は販売台数が9.9%減の23万4400台(19.6%減)、生産台数が12.5%減の21万6700台(17.7%減)。
販売台数は2カ月ぶりに再びマイナスに転じた。
車種別では、セダン、クロスオーバー、ミニバン(MPV)が前年同月比で引き続き減少する一方、スポーツ多目的車(SUV)は安定的に増加した。
セダンは19.7%減の68万8700台、クロスオーバーは15.8%減の7万4300台、MPVは5.3%減の11万2600台に低迷している。
一方、SUVは34.2%増の39万3100台で推移した。
ただ、前月比では4車種ともに減少している。
一方、中国自主ブランド乗用車の販売台数は、前年同月比5.1%増の49万4200台。
前月の0.1%減から、小幅ながらプラス成長に転じた。
乗用車販売全体に占める比率は38.95%と、前月を1.19ポイント上回ったている。
ただ、前月比では13.4%減少した。
海外ブランド乗用車の販売台数は、日系の底堅さが目立つ。
欧州勢が苦戦するなか、引き続きシェア首位を維持した。
日系の販売台数は前月の29万2400台から25万6600台に減少したものの、シェアは19.34→20.23%(↑0.89ポイント)に拡大している。
これに独系の19.37%(28万5600台→24万5700台)、米系の11.54%(21万3400台→14万6400台)、韓国系の6.64%(9万7700台→8万4200台)、仏系の3.06%(5万台→3万8800台)が続いた。
日本大手メーカーの中国販売については、ホンダとトヨタが好調。
前年同期と比べた増加率が最も大きかったのは、ホンダで50.4%。
次いでトヨタが23.7%だった。
一方で、マツダは3.7%増に減速。
商用車の不振が続く日産は13.9%減と、2ケタマイナスに沈んでいる。
日産の足踏みを受けて、4社の中国販売台数ランキングにも変動があった。
これまで首位を走っていた日産をトヨタが抜いている。
3位がホンダ、4位がマツダと続く。
一方、完成車の輸出は、引き続き低迷。
7月の海外輸出台数は前年同月比で15.3%減少し、6万800台に落ち込んだ。
前月比では10.4%減少している。
車種別では、乗用車が前年同月比1.0%増の4万台、商用車が35.4%減の2万800台。
前月比ではそれぞれ5.8%増、30.7%減で推移した。
1~7月の累計では、新車販売台数が前年同期比0.4%増の1335万3300台。
伸び率は1~6月の1.4%から1.0ポイント低下した。
うち乗用車は3.4%増の1136万4200台、商用車は13.9%減の198万9100台。
生産台数は0.8%増の1361万2700台だった。
輸出台数は13.7%減の44万5800台で推移している。
同協会は7月、今年の新車販売予想を下方修正。
前年比で3%の伸びにとどまるとの見通しを示した。
年初時点は7%増を予測していた。
中国の自動車市場は「微成長」の時代に入ったと指摘している。
【亜州IR】
今年7月の新車販売台数は、前年同月比7.1%減の150万3000台に縮小した。
4月の0.5%減、5月の0.4%減、6月の2.3%減に続き、4カ月連続で前年同月の水準を下回っている。
前月比でも16.6%減と低調だった。
生産台数は前年同月比11.8%減の151万8000台(前月比18.0%減)で推移している。
業界団体の中国汽車工業協会が11日報告した。
生産、販売ともに前年同月の実績を割り込むのは3カ月連続。
これは金融危機後の2008年11月~2009年1月以来のことだ。
うち乗用車は、販売台数が前年同月比6.6%減の126万8600台(前月比16.1%減)、生産台数が11.6%減の130万1300台(18.0%減)に低迷。
2カ月連続で、販売、生産ともにマイナスに沈んでいる。
商用車は販売台数が9.9%減の23万4400台(19.6%減)、生産台数が12.5%減の21万6700台(17.7%減)。
販売台数は2カ月ぶりに再びマイナスに転じた。
車種別では、セダン、クロスオーバー、ミニバン(MPV)が前年同月比で引き続き減少する一方、スポーツ多目的車(SUV)は安定的に増加した。
セダンは19.7%減の68万8700台、クロスオーバーは15.8%減の7万4300台、MPVは5.3%減の11万2600台に低迷している。
一方、SUVは34.2%増の39万3100台で推移した。
ただ、前月比では4車種ともに減少している。
一方、中国自主ブランド乗用車の販売台数は、前年同月比5.1%増の49万4200台。
前月の0.1%減から、小幅ながらプラス成長に転じた。
乗用車販売全体に占める比率は38.95%と、前月を1.19ポイント上回ったている。
ただ、前月比では13.4%減少した。
海外ブランド乗用車の販売台数は、日系の底堅さが目立つ。
欧州勢が苦戦するなか、引き続きシェア首位を維持した。
日系の販売台数は前月の29万2400台から25万6600台に減少したものの、シェアは19.34→20.23%(↑0.89ポイント)に拡大している。
これに独系の19.37%(28万5600台→24万5700台)、米系の11.54%(21万3400台→14万6400台)、韓国系の6.64%(9万7700台→8万4200台)、仏系の3.06%(5万台→3万8800台)が続いた。
日本大手メーカーの中国販売については、ホンダとトヨタが好調。
前年同期と比べた増加率が最も大きかったのは、ホンダで50.4%。
次いでトヨタが23.7%だった。
一方で、マツダは3.7%増に減速。
商用車の不振が続く日産は13.9%減と、2ケタマイナスに沈んでいる。
日産の足踏みを受けて、4社の中国販売台数ランキングにも変動があった。
これまで首位を走っていた日産をトヨタが抜いている。
3位がホンダ、4位がマツダと続く。
一方、完成車の輸出は、引き続き低迷。
7月の海外輸出台数は前年同月比で15.3%減少し、6万800台に落ち込んだ。
前月比では10.4%減少している。
車種別では、乗用車が前年同月比1.0%増の4万台、商用車が35.4%減の2万800台。
前月比ではそれぞれ5.8%増、30.7%減で推移した。
1~7月の累計では、新車販売台数が前年同期比0.4%増の1335万3300台。
伸び率は1~6月の1.4%から1.0ポイント低下した。
うち乗用車は3.4%増の1136万4200台、商用車は13.9%減の198万9100台。
生産台数は0.8%増の1361万2700台だった。
輸出台数は13.7%減の44万5800台で推移している。
同協会は7月、今年の新車販売予想を下方修正。
前年比で3%の伸びにとどまるとの見通しを示した。
年初時点は7%増を予測していた。
中国の自動車市場は「微成長」の時代に入ったと指摘している。
【亜州IR】