サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

NY外為市場=ドル一時150円台、介入警戒で終盤は上げ幅縮小

発行済 2023-10-21 06:37
更新済 2023-10-21 06:46
© Reuters. ニューヨーク外為市場ではドルが一時、日本当局による「介入ライン」として意識される150円台に乗せた。昨年9月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo/Illustration)
USD/JPY
-

[ニューヨーク/ロンドン 20日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが一時、日本当局による「介入ライン」として意識される150円台に乗せた。ただその後は押し戻された。

CIBCキャピタル・マーケッツのG10通貨戦略責任者ジェレミー・ストレッチ氏は、市場が1ドル=150円を超える水準について「明らかに不確実性の潜在的な前兆であると強く意識している」と述べた。

終盤の取引ではドル/円は0.11%高の149.85円。

フォレックス・ライブのチーフ為替アナリスト、アダム・バトン氏は「日本当局による介入の脅威がなければ、ドルは一段高となっていただろう」と指摘。「債券と株式の動向を踏まえると、ドルは今週よりもさらに上昇するはずで、それは時間の問題だろう」という見方を示した。

INGのアナリスト、フランチェスコ・ペソーレディ氏も「ドルの上振れリスクは依然優勢」とした。

主要通貨に対するドル指数は0.06%安の106.14。

ユーロ/ドルは0.04%高の1.0593ドル。

CMEのフェド・ウォッチによると、金融市場が見込む12月の米利上げ確率は24%、11月連邦公開市場委員会(FOMC)では据え置きになるという予想が優勢。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が19日の講演で政策決定は「慎重に進める」と発言したことに反応している。FRB議長の講演前は、12月の利上げ予想は39%だった。利下げ開始時期については6月が見込まれている。

市場参加者はまた、イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの衝突がエスカレートする兆候を注視している。

資産の投資先とされるスイスフランは一時、対ドルで約6週間ぶり高値を付けたが、その後は失速し、終盤は1ドル=0.8917フラン。

© Reuters. ニューヨーク外為市場ではドルが一時、日本当局による「介入ライン」として意識される150円台に乗せた。昨年9月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo/Illustration)

スイスフランは対ユーロでも一時、フランの対ユーロ上限を撤廃した2015年以来の高値を更新した。

ポンドは対ユーロで5カ月ぶり安値に沈んだ。一連の低調な英指標が嫌気された。

ポンド/ドルはは0.14%高の 1.2158ドルだった。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます