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休暇明けの海外勢には割安感が強く映るか

発行済 2015-09-09 12:21
更新済 2015-09-09 16:00
休暇明けの海外勢には割安感が強く映るか
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;18415.20;+988.12TOPIX;1482.75;+66.04 [後場の投資戦略]  都内で開かれたメリルリンチ日本証券のセミナー向けに出した、安倍首相のメッセージが関係者の話題となっている。
メッセージでは、「今こそ日本に投資すべき時だ」「日本を成長が持続できる国に変えるのが私の仕事」「目標を達成するために経済を最優先課題として、確実に一歩ずつ前進を続けていく」とした。
また、TPP交渉について「あと1回の閣僚級会合を開けば懸案事項の合意が可能な段階」との認識を示したようである。
欧米市場の上昇に加えて政策期待が高まる中、現在のボトム水準からの自律反発を意識した資金が集中した格好。
また、レイバーデーの祝日明けで海外勢の参加者が増えるなか、足元での大幅な下げによって、割安感なども意識されている。
 日経平均は直近で3000円程度下げており、感覚的には3分の1戻しといったところ。
自律反発の域ではあるが、ボリンジャーバンドではバンドが収れんしていた8月半ば以来の-1σを上回ってきている。
18000円辺りでの踏ん張りをみせて支持線に変えてくるようなら、もう一段のリバウンドが意識されやすい。
9月の米利上げを織り込む流れから、次第にアク抜けへの思惑、そして自律反発狙いといった流れの中、押し目買い意欲も強まってきそうだ。
(村瀬智一)

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