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午後3時のドルは小幅安151円半ば、年初来高値更新後に調整売り

発行済 2024-03-22 15:23
更新済 2024-03-22 15:27
© Reuters.  3月22日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(151.61/63円)から小幅安の151円半ばで推移している。写真は米ドル紙幣。2020年5月撮影(2024年

Mariko Sakaguchi

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(151.61/63円)から小幅安の151円半ばで推移している。一時151.86円と年初来高値まで上昇した後は、週末を控えた持ち高調整の動きに押された。

ドルは政府・日銀による為替介入への警戒感から朝方に弱含む場面があったものの、仲値にかけては国内輸入企業による買いに支えられたほか、ユーロなど欧州通貨安/ドル高が波及し対円でもじりじりと上昇した。

年初来高値となる151.86円を付けた後、ドルの上昇は一服。「152円にはオプションのノックアウトトリガーがあるとみられ、防戦売りも出てくる。あえて仕掛け的な買いを入れるのはタイミングとしては良くないのではないか」と、あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏は指摘する。

スイス国立銀行(中央銀行)が21日に想定外の利下げに踏み切るなど「グローバルに中銀は利下げに向かっていくとみられ、ドル/円は上値を追うような相場になりにくい」(諸我氏)という。一方で、底堅い米経済指標や株高に伴う円売りヘッジでドルは支えられやすいとみる。

ドルは152円手前で足踏み状態となっているが、期末・月末フローを経た4月以降は、政府・日銀による為替介入を警戒しながらも再びじわじわと上方向を目指しやすいとの見方も出ている。

ステート・ストリート銀行の東京支店長、若林徳広氏は「ドルの動向がドル/円のレベルを左右する」とし、「今後は米連邦準備理事会(FRB)による利下げ回数と幅が焦点となり、日米金利差がどの程度縮小するか次第となるのではないか」との見方を示した。

朝方発表された2月全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比2.8%の上昇で予想と一致し、相場の反応は乏しかった。鈴木俊一財務相が円安をけん制する発言をしたものの、そこまで強いものと受け止められず市場の反応は薄かった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 151.47/151.50 1.0841/1.0842 164.22/164.26

午前9時現在 151.63/151.64 1.0860/1.0864 164.70/164.71

NY午後5時 151.61/151.63 1.0858/1.0862 164.65/164.66

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