[シンガポール 29日 ロイター] - 29日の外国為替市場でドルが対円で一時1ドル=160.245円を付け、1990年4月以来34年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。日本が祝日のため取引量が少ないほか、ストップロスも巻き込んで円が売られた。
序盤の取引でドルは158.05─158.15円の小幅なレンジで推移したが、その後急速に上昇した。
ある市場関係者によると、節目の160円前後でストップロスを巻き込んで円売りが加速した。
円は今年に入り11%近く下落しており、市場では日本の当局による介入への警戒感が高まっている。
0200GMT(日本時間午前11時)時点でドルは0.5%高の159.105円。