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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米引き締め方針の長期化もインフレ指標を見極め

発行済 2024-05-30 17:25
更新済 2024-05-30 17:30
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*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米引き締め方針の長期化もインフレ指標を見極め 30日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。
引き締め的な米金融政策の長期化をにらみ、ドル買い継続の見通し。
ただ、明日の米コアPCE価格指数を見極めようと上値が重くなる。
日本の長期金利の上昇で円買いも見込まれる。


足元の堅調な経済指標や連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解のほか、前日は低調な米国債入札で金利高・ドル高に振れた。
ユーロ・ドルは1.08ドル付近に軟化し、ドル・円は157円70銭に浮上。
本日アジア市場で米金利は高止まり、ドル買い継続。
ただ、日本の長期金利の上昇で日銀の政策対応が観測され、日経平均株価は大幅に下げた。
為替介入も警戒され、ドル・円は円買いに下押しされやすい。


この後の海外市場は米経済指標に思惑が広がる。
今晩の1-3月期米国内総生産(GDP)改定値は速報値から下方修正が予想される。
想定に沿った内容なら引き締め的な政策を弱める材料に。
半面、明日のコアPCE価格指数は前回から市場観測を上回る可能性もあり、ドルは売りづらい。
また、157円台は引き続き日本の為替介入ゾーンとみられ、ドル買い・円売りは縮小。
ドル・円は日米金利差縮小も意識され上値を抑える。


【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・4月失業率(予想:6.5%、3月:6.5%)
・18:00 ユーロ圏・5月景況感指数(予想:96.2、4月:95.6)
・21:30 米・1-3月期GDP改定値(前期比年率予想:+1.3%、速報値:+1.6%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.7万件、前回:21.5万件)
・21:30 米・4月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.1%、3月:-0.4%)
・21:30 カナダ・1-3月期経常収支(予想:-54.0億加ドル、10-12月期:-16.2億加ドル)
・22:00台 南ア中銀が政策金利発表(8.25%に据え置き予想)
・23:00 米・4月中古住宅販売成約指数(前月比予想:-1.0%、3月:+3.4%)
・01:05 ウィリアムズNY連銀総裁講演(NY経済クラブ)
・06:00 ローガン米ダラス連銀総裁質疑応答

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