25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・出遅れている中小型株への関心がより高まる ・ドル・円は112円34銭付近、前日までの売りの反動で底堅い ・建設・不動産株の上昇目立つ、225銘柄で東急不HD (T:3289)、鹿島 (T:1812)など ■出遅れている中小型株への関心がより高まる 日経平均は反発。
111.24円高の16027.03円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えている。
24日の米国市場ではNYダウが一時265ドル安となる場面もみられたが、原油相場の上昇を受けて、引けにかけて上昇に転じていた。
シカゴ先物は大阪比80円高の15940円となり、これにさや寄せする格好から始まった。
米国市場は引け際に切り返しをみせたこともあり、大阪225先物のナイトセッションで織り込めなかった分、ショートカバーが入りやすい需給状況にもなった。
また、為替市場ではドル円が1ドル111円後半をつける場面もみられたが、その後は112円台での推移となるなど、為替相場の落ち着きも安心感につながった。
日経平均は節目の16000円を回復すると、同水準での底堅い値動きが続いている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。
セクターでは、建設、金属、不動産、電力ガス、その他金融、保険、鉄鋼、非鉄金属、倉庫運輸、陸運などが堅調。
一方で、輸送用機器のみがマイナスだった。
インデックスに絡んだ商いから、8割超の銘柄が上昇している。
ファナック (T:6954)、ファーストリテ (T:9983)、KDDI (T:9433)、東エレク (T:8035)、トヨタ自 (T:7203)などが重しとなり、日経平均は16000円処でのこう着となるが、その割には、センチメントは良好であろう。
特に個人主体の売買が活発な新興市場の銘柄等に高止まりの動きもみられている。
これまで売り込まれていた銘柄などには値ごろ感からの買いも入りやすく、リバウンド機運が高まりやすい。
明日からのG20、主要20カ国の財務相・中央銀行総裁会議を控え、世界の金融安定化への期待なども高まりやすく、売り込みづらい状況でもある。
一方で、G20通過後の失望への警戒もくすぶっており、日経平均は高止まりを想定。
その中で、出遅れている中小型株への関心がより高まることになろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は112円34銭付近、前日までの売りの反動で底堅い ドル・円は112円34銭付近で推移。
前日までの売りの反動で、買戻しが強まっている。
ドル・円は朝方111円90銭を付けた後、前日までの売りの反動から実需筋を中心とした買戻しが強まり、112円42銭まで上昇した。
日経平均株価が反発したことで、ややリスク選好的な動きが広がったようだ。
ランチタイムの日経平均先物は堅調推移となっているほか原油価格が下げ渋っていることから、ドルは底堅い値動きが続きそうだ。
新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は112円台が続くと予想する。
12時26分時点のドル・円は112円34銭、ユーロ・円は123円81銭、ポンド・円は156円53銭、豪ドル・円は80円57銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ソフトバンクG (T:9984)、ダイキン (T:6367)が日経平均を約32円押し上げ ・建設・不動産株の上昇目立つ、225銘柄の上昇率上位は東急不HD (T:3289)、鹿島 (T:1812) ・投資判断引き上げの太陽誘電 (T:6976)、目標株価引き上げのJT (T:2914)が堅調 ☆後場の注目スケジュール☆ ・14:30 木内日銀審議委員が会見 <海外> ・16:00 独・3月GFK消費者信頼感指数(予想:9.3、2月:9.4) <SY>
・出遅れている中小型株への関心がより高まる ・ドル・円は112円34銭付近、前日までの売りの反動で底堅い ・建設・不動産株の上昇目立つ、225銘柄で東急不HD (T:3289)、鹿島 (T:1812)など ■出遅れている中小型株への関心がより高まる 日経平均は反発。
111.24円高の16027.03円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えている。
24日の米国市場ではNYダウが一時265ドル安となる場面もみられたが、原油相場の上昇を受けて、引けにかけて上昇に転じていた。
シカゴ先物は大阪比80円高の15940円となり、これにさや寄せする格好から始まった。
米国市場は引け際に切り返しをみせたこともあり、大阪225先物のナイトセッションで織り込めなかった分、ショートカバーが入りやすい需給状況にもなった。
また、為替市場ではドル円が1ドル111円後半をつける場面もみられたが、その後は112円台での推移となるなど、為替相場の落ち着きも安心感につながった。
日経平均は節目の16000円を回復すると、同水準での底堅い値動きが続いている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。
セクターでは、建設、金属、不動産、電力ガス、その他金融、保険、鉄鋼、非鉄金属、倉庫運輸、陸運などが堅調。
一方で、輸送用機器のみがマイナスだった。
インデックスに絡んだ商いから、8割超の銘柄が上昇している。
ファナック (T:6954)、ファーストリテ (T:9983)、KDDI (T:9433)、東エレク (T:8035)、トヨタ自 (T:7203)などが重しとなり、日経平均は16000円処でのこう着となるが、その割には、センチメントは良好であろう。
特に個人主体の売買が活発な新興市場の銘柄等に高止まりの動きもみられている。
これまで売り込まれていた銘柄などには値ごろ感からの買いも入りやすく、リバウンド機運が高まりやすい。
明日からのG20、主要20カ国の財務相・中央銀行総裁会議を控え、世界の金融安定化への期待なども高まりやすく、売り込みづらい状況でもある。
一方で、G20通過後の失望への警戒もくすぶっており、日経平均は高止まりを想定。
その中で、出遅れている中小型株への関心がより高まることになろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は112円34銭付近、前日までの売りの反動で底堅い ドル・円は112円34銭付近で推移。
前日までの売りの反動で、買戻しが強まっている。
ドル・円は朝方111円90銭を付けた後、前日までの売りの反動から実需筋を中心とした買戻しが強まり、112円42銭まで上昇した。
日経平均株価が反発したことで、ややリスク選好的な動きが広がったようだ。
ランチタイムの日経平均先物は堅調推移となっているほか原油価格が下げ渋っていることから、ドルは底堅い値動きが続きそうだ。
新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は112円台が続くと予想する。
12時26分時点のドル・円は112円34銭、ユーロ・円は123円81銭、ポンド・円は156円53銭、豪ドル・円は80円57銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ソフトバンクG (T:9984)、ダイキン (T:6367)が日経平均を約32円押し上げ ・建設・不動産株の上昇目立つ、225銘柄の上昇率上位は東急不HD (T:3289)、鹿島 (T:1812) ・投資判断引き上げの太陽誘電 (T:6976)、目標株価引き上げのJT (T:2914)が堅調 ☆後場の注目スケジュール☆ ・14:30 木内日銀審議委員が会見 <海外> ・16:00 独・3月GFK消費者信頼感指数(予想:9.3、2月:9.4) <SY>