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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も日本の円安けん制が重石に

発行済 2024-10-18 17:25
更新済 2024-10-18 17:30
© Reuters.
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*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も日本の円安けん制が重石に 18日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。
米国経済のソフトランディングを期待したドル買いは継続の見通し。
ただ、日本政府から円安けん制発言が相次ぎ円売りは失速。
上値メドの150円70銭台では売りが出やすい。


欧州中銀(ECB)は前日の理事会で追加利下げを決定したが、目先の政策方針が不透明になりユーロ売りの展開に。
一方、前日発表された米経済指標で小売売上高とフィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想通り前回から改善を示した。
欧米中銀の方向性の違いで、ユーロ・ドルは1.0810ドル台に値を下げた。
本日アジア市場で日本政府当局者が足元の円安をけん制し、円売りの後退でドル・円は弱含む場面もあった。


この後の海外市場は米国経済の行方が注目される。
足元の経済指標は想定ほど悪化せず、引き続き軟着陸を期待したドル買いが先行。
NY株式市場では金融セクターを始め好業績が目立ち、リスク選好的な円売りが主要通貨を押し上げる見通し。
ただ、今晩の住宅関連指標は悪化が予想され、ドル買い一服の可能性もあろう。
ドル・円は150円70銭台が当面の上値メドとされ、150円台では引き続き強い売りが一段の上昇を抑える。


【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・8月経常収支(7月:+396億ユーロ)
・17:00 欧州中央銀行(ECB)専門家予測調査
・21:30 米・9月住宅着工件数(予想:135.0万戸、8月:135.6万戸)
・21:30 米・9月住宅建設許可件数(予想:146.0万戸、8月:147.0万戸)
・22:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁高校生対象プレゼン(経済教育会合)
・23:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁討論会司会
・01:10 ウォラー米FRB理事講演(分散型金融)
・01:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁対話会参加(経済教育会合)


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