こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。
マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、1月16日に配信されました。
その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。
広木さんはマーケットの現況について『相場は現在、「トランプラリー」の調整局面にあるというのが衆目の一致するところだろう』としたうえで、先週行われたトランプ次期大統領の記者会見に言及。
『会見後、一旦大きく押し目を入れ、かつその後すぐにリバウンドを見せたことから下値に対する抵抗力を確認しているので弱気になる必要はないだろう。
(中略)そもそもトランプ氏の記者会見は利益確定売りを出すための「タイミング的なきっかけ」に過ぎず、それ自体が相場の悪材料となったわけではない』と分析されています。
そして今週最大のイベントとして、20日のトランプ大統領就任式をピックアップ。
その就任演説でトランプ氏が『市場の期待通り、減税やインフラ投資を表明』し、『そのヨミと期待が高まれば週末金曜日の東京市場から「リスクオン」の地合いに傾く可能性もある』と指摘して、『その場合、日経平均は5日につけた19,600円台を回復するかもしれない』との見解を示しています。
さらに広木さんは、注目すべきポイントとして『NYダウ平均の2万ドル乗せ達成』を取り上げて、『あと1ドルのところまで迫りながら2万ドルがクリアできないでいる。
その「近くて遠い壁」を抜ければ一気に市場のムードは明るくなるだろう』と伝えています。
広木さんによれば、今週はトランプ氏の大統領就任式以外にも、国際通貨基金(IMF)世界経済見通し発表やダボス会議、ECB(欧州中央銀行理事会)理事会など、海外でのイベントが目白押しとのこと。
ダボス会議には中国の国家主席としては初めて習近平氏も出席予定で、その発言が注目されそうです。
『今週の日経平均の予想レンジは19,200~19,700円とする』とのことですので、海外イベントの動向とともに、しっかりウォッチしていきましょう。
飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合があります。
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フィスコリサーチアナリスト 飯村真由