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祝日明けの米国市場の反発を睨んだ動きも、積極的な売買は手控えられる

発行済 2022-09-06 08:28
更新済 2022-09-06 08:30
© Reuters.
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 6日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。
5日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場だった。
シカゴ先物は時間外で小幅な上昇だったこともあり、若干ながら買いが先行する形になりそうだ。
また、グローベックスの米株先物はNYダウが140ドル高程度で推移していることもあり、祝日明け後の反発を睨んだ買い戻しの動きなども意識されやすいだろう。


 ただし、欧州ではロシアのガスプロムが「ノルドストリーム1」稼働停止を継続すると発表したことを受けてエネルギー価格が急伸しており、これを嫌気した流れからドイツDAXは2%を超える下落となった。
エネルギー株の指数インパクトが大きい英FTSE100は上昇したものの、欧州の景気悪化に対する警戒感が重荷となる可能性がある。
祝日明けの米国市場も欧州の景気悪化を懸念した動きとなる可能性もあることから、積極的な売買は手控えられそうである。


 そのため、日経平均は27500円水準での底堅さは意識されるものの、上値抵抗線として機能している5日線を超えてくる動きは考えづらく、指数連動の銘柄は避け、値動きの軽い中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きに向わせそうだ。
また、日経平均は75日線が支持線となろうが、いったん同水準までの調整を見せてくる動きとならないと、押し目待ちの買いも入りづらいところだろう。
また、先物市場では週末の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に伴う期先への限月交代によるロールオーバーが中心となっていることから、仕掛け的な動きも限られそうだ。


 なお、日経平均株価の構成銘柄の定期見直しで3銘柄を入れ替えると発表された。
新規に採用されたのはSMC (TYO:6273)、日本電産 (TYO:6594)、HOYA (TYO:7741)。
一方で、マルハニチロ
(TYO:1333)、ユニチカ (TYO:3103)、OKI (TYO:6703)が除外となった。
新規採用となった銘柄に対してはパッシブファンド経由の資金流入が見込まれるものの、除外銘柄と新規採用の調整株価の差が大きいため、リバランスに伴う動きから、他の日経平均採用銘柄へは換金売りが意識されやすいだろう。
商いが膨らむメジャーSQで調整してくると見られ、月末のインパクトは限定的と見られる。

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