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アフガン和平協議、駐留米軍5000人撤退などで暫定合意=米代表

発行済 2019-09-03 08:08
更新済 2019-09-03 08:11
アフガン和平協議、駐留米軍5000人撤退などで暫定合意=米代表

[カブール 2日 ロイター] - アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンと和平協議を続けてきた米国のハリルザド・アフガン和平担当特別代表は2日、135日以内に約5000人のアフガニスタン駐留米軍を撤退させ、5カ所の基地を閉鎖することでタリバン側と暫定合意したと明らかにした。

ハリルザド氏はニューステレビ番組とのインタビューで「われわれは大筋で合意した。文書はまとまった」と述べた。

ハリルザド氏は8月22日からカタールで、9度目となるタリバンとの協議に臨んでいた。その後、アフガンの首都カブールを訪れ、ガニ大統領と会談し、タリバンと作成した和平合意案を説明した。

ガニ大統領の報道官は2日、記者団に対して、大統領は合意案を入念に精査すると説明。「ただ、われわれにとり意味のある和平や、意味のある和平に向けた道筋は、暴力行為の根絶とタリバン側との直接対話だ」と強調した。アフガン政府高官の多くは、米国とタリバンの協議にアフガン政府が参加できないことへの不満を示している。

ハリルザド氏は今週、アフガン政府高官とも会談し、和平合意案への理解を広げたい考え。

トランプ米大統領は、1万4000人のアフガン駐留米軍を最終的には完全に撤退させたい考えを示している。

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