■ソフトブレーン (T:4779)の今後の見通し
2. eセールスマネージャー関連事業の取り組み方針
「eセールスマネージャー」については、下期も各種機能(案件管理機能、コミュニケーションツール等)の強化や他社システムとの連携を進めていくほか、管理者用UIの刷新も図るなど使い勝手向上に向けて、更なる製品力の向上に取り組んでいく。
他社システムとの連携では、親和性の高いMAツールで業界トップであるシャノンの「SMP」との連携第2弾を2017年6月に発表している。
キャンペーン情報の相互連携を実現する「双方向連携」のほか、「SMP」上で抽出された確度の高い見込み客の情報をタイムリーに「eセールスマネージャー」に反映する「ホットリード(見込み客)連携」、「eセールスマネージャー」に蓄積した商談・コンタクト情報を「SMP」にフィードバックする「案件情報連携」、セミナーへの出欠席状況を両システム上で管理する「セミナー出欠席連携」などを追加した。
これにより、マーケティングと営業の両部門において情報の一元管理が実現するだけでなく、相互活用することでマーケティングと営業が一体となった戦略的な活動が実現可能となり、新規顧客の開拓が進むものと期待される。
なお、今後も両社では更なる価値向上を目指した連携機能の強化に取り組んでいく方針となっている。
そのほか、中小企業向けの「eセールスマネージャーnano」についても2017年6月に全面リニューアルを実施し、使い勝手を大幅に向上させている。
スマートフォンやPCにおけるUIを刷新し、操作性を大幅に向上した。
中小企業ではまだ営業部門でITツールの導入がさほど進んでいないが、経理部門で会計システムの普及が進んだように、今後は営業部門においても営業支援ツールの普及が進んでいくものと予想される。
1ユーザー当たり利用料金は月額1,000円と安価なため、業績へのインパクトはまだ軽微なものの、将来的には同社の収益に貢献する製品に成長するものと予想される。
また、ロボティクス分野ではヒト型ロボットのPepperを使った「eレセプションマネージャー」に続く第2弾として「Pepperセミナー受付」の開発を行っていく計画となっている。
「eセールスマネージャー」については、システム導入後に受注件数や売上高、営業効率などが数倍に向上するなど高い導入効果を実現できたとの事例も多くでてきており、直近では上場企業も含めて営業の生産性向上施策として導入する企業も増えてきている。
スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスの普及によって、営業マンが外出中においても同ツールを使えるようになり、従来よりも導入効果がより発揮される環境が整ってきたこと、また、「働き方改革」によって残業時間に制限がかかるなかで、営業の生産性向上に対する企業の投資意欲が活発化していることが背景にある。
こうした市場環境下において、使い勝手で業界No.1の評価を獲得し、個々の顧客の要望にも柔軟に対応できるなど製品競争力の高さだけでなく、導入効果を高めるためのコンサルティングや導入後の定着支援、サポート体制といったサービス面でも盤石の体制を整備していることが強みとなり、今後も「eセールスマネージャー」の成長が続くものと弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
2. eセールスマネージャー関連事業の取り組み方針
「eセールスマネージャー」については、下期も各種機能(案件管理機能、コミュニケーションツール等)の強化や他社システムとの連携を進めていくほか、管理者用UIの刷新も図るなど使い勝手向上に向けて、更なる製品力の向上に取り組んでいく。
他社システムとの連携では、親和性の高いMAツールで業界トップであるシャノンの「SMP」との連携第2弾を2017年6月に発表している。
キャンペーン情報の相互連携を実現する「双方向連携」のほか、「SMP」上で抽出された確度の高い見込み客の情報をタイムリーに「eセールスマネージャー」に反映する「ホットリード(見込み客)連携」、「eセールスマネージャー」に蓄積した商談・コンタクト情報を「SMP」にフィードバックする「案件情報連携」、セミナーへの出欠席状況を両システム上で管理する「セミナー出欠席連携」などを追加した。
これにより、マーケティングと営業の両部門において情報の一元管理が実現するだけでなく、相互活用することでマーケティングと営業が一体となった戦略的な活動が実現可能となり、新規顧客の開拓が進むものと期待される。
なお、今後も両社では更なる価値向上を目指した連携機能の強化に取り組んでいく方針となっている。
そのほか、中小企業向けの「eセールスマネージャーnano」についても2017年6月に全面リニューアルを実施し、使い勝手を大幅に向上させている。
スマートフォンやPCにおけるUIを刷新し、操作性を大幅に向上した。
中小企業ではまだ営業部門でITツールの導入がさほど進んでいないが、経理部門で会計システムの普及が進んだように、今後は営業部門においても営業支援ツールの普及が進んでいくものと予想される。
1ユーザー当たり利用料金は月額1,000円と安価なため、業績へのインパクトはまだ軽微なものの、将来的には同社の収益に貢献する製品に成長するものと予想される。
また、ロボティクス分野ではヒト型ロボットのPepperを使った「eレセプションマネージャー」に続く第2弾として「Pepperセミナー受付」の開発を行っていく計画となっている。
「eセールスマネージャー」については、システム導入後に受注件数や売上高、営業効率などが数倍に向上するなど高い導入効果を実現できたとの事例も多くでてきており、直近では上場企業も含めて営業の生産性向上施策として導入する企業も増えてきている。
スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスの普及によって、営業マンが外出中においても同ツールを使えるようになり、従来よりも導入効果がより発揮される環境が整ってきたこと、また、「働き方改革」によって残業時間に制限がかかるなかで、営業の生産性向上に対する企業の投資意欲が活発化していることが背景にある。
こうした市場環境下において、使い勝手で業界No.1の評価を獲得し、個々の顧客の要望にも柔軟に対応できるなど製品競争力の高さだけでなく、導入効果を高めるためのコンサルティングや導入後の定着支援、サポート体制といったサービス面でも盤石の体制を整備していることが強みとなり、今後も「eセールスマネージャー」の成長が続くものと弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)