皆さん、こんにちは。
フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。
今日は、松永総研の週間レポートの中から「天然ゴム市場の総括」という天然ゴム市場についてのレポートをご紹介します。
東京ゴムRSS3は今週強い値動きで、21日に年初来高値を記録しました。
しかし、22日は利益確定の動きなどから約2.5%下落しました。
レポートでは、東京ゴムRSS3の上昇の背景を『中国政府による自動車購入支援策や米中貿易摩擦の沈静化観測、天然ゴムの減産期入り、国際3カ国協議会(ITRC) で天然ゴム30万トンの輸出策が合意される可能性』であると指摘。
東京ゴムRS3の値動きについては、『昨年11月3日の安値(151.0円)から2月21日の高値(199.6円)まで48.6円も上昇しました。
東京ゴ ムRSS3が48円上昇すれば、1枚5万円の証拠金に対して24万円分の値洗いが動く計算となります。
3か月半で48円ほど上昇しました ので、高値警戒感もかなり高まってきました』と考察しています。
2月20~21日に開催された国際3カ国協議会(ITRC)については、『インドネシアの提案で、「天然ゴム30万トンの輸出削減策」が話し合われました。
まだ会合結果は伝わってきておりません』と伝えており、『天然ゴム30万トンの輸出削減策が合意されることになれば、「天然ゴムの輸出削減策」 に加えて「タイとベトナムの天然ゴム生産の減産期入り」、「エルニーニョ現象による暑期(3~5月中旬)のホット&ドライ観測」などが加わり、天然ゴム価格が更に上値追いを続ける可能性もあります』と分析しています。
加えて、『その一方で、中国政府による自動車購入支援策を受けて、中国企業による天然ゴムの買い付けが活発化する可能性も高まってきました』と示唆しています。
供給減と需要増が見込まれるのであれば、天然ゴムの価格が上がると考えられますが、レポートでは、『天然ゴム市場において、「国際3カ国協議会の結果」と「米中通商協議の行方」が不透明要因となっており、それを受けてここで東京ゴム市場に 対して積極的なポジションがとりにくい状況となっているようです』との見解を伝えています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の2月22日付「週間レポート」にまとめられています。
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フィスコマーケットレポーター 三井智映子