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nms Research Memo(2):国境を越えた人づくり・モノづくりによる独自性を発揮

発行済 2019-01-07 15:02
更新済 2019-01-07 15:20
nms Research Memo(2):国境を越えた人づくり・モノづくりによる独自性を発揮
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■会社概要

● 沿革と会社概要
1985年に人材サービスを基盤に創業したnmsホールディングス (T:2162)は、2007年にJASDAQに上場した。
その後2010年7月に、EMS事業を行う(株)志摩電子工業を、2011年7月に、(株)テーケィアール(以下、TKR)を買収した。
電源事業では、2013年10月に(株)日立メディアエレクトロニクスの一部事業を、2014年10月にパナソニック (T:6752)から一般電源事業を譲受した。
その結果、売上高は上場年度の2008年3月期の16,963百万円から2018年3月期は54,172百万円と大きく拡大した。
『ニッポンのモノづくり品質を世界へ』を標榜し3つの事業を組み合わせ、人材ソリューションから効率生産を実現する製造受託、様々な機器類の安全・安心を確保する電源製品の開発・製造・販売まで顧客の多種多様なニーズに応える。


2019年3月期第2四半期の売上高構成比は、祖業の製造派遣や請負などのヒューマンソリューション(HS)事業が33.0%、エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス(EMS)事業が46.7%、電源装置・部品のパワーサプライ(PS)事業が20.3%であった。
売上高セグメント利益率は、先行投資コストの負担もあり、HS事業が1.6%、EMS事業が1.2%、PS事業が3.2%、調整額控除後の売上高営業利益率は0.9%となった。


2017年4月に持株会社制に移行し、第2の創業期入りした。
グループシナジーを追求する経営に転換し、国境を越えた人づくり・モノづくりによる独自性を発揮して、顧客の多種多様なニーズに対応する。
ニッポン式の質の高いモノづくりをグローバルに提供するというビジネスモデルは、単に労務費の低い国・地域の人材を活用するのではなく、関わった人たちが本国に戻った後のキャリアパスまでも考慮しており、持続可能なESGのソーシャル(社会)性が高い事業を展開する。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

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