(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10444.37(‐66.58)
前営業日終値 10510.95(‐114.88)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2298.37(‐18.89)
前営業日終値 2317.26(‐36.97)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1115.05(‐5.75)
前営業日終値 1120.80(‐16.14)
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[ニューヨーク 19日 ロイター] 19日の米株式相場は続落。ドイツが前日、ユ
ーロ圏の国債などを対象に現物手当てのない空売り(ネーキッド・ショート・セリング)
の一時的禁止措置を単独で導入したことを受けて先行き不透明感が高まり、リスク回避の
動きが見られた。
ユーロ圏の財政問題が経済成長を妨げるとの懸念が高まる中でのドイツの措置を受け、
欧州へのエクスポージャーの大きい工業株で売りが広がった。
フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア株式リサーチアナリスト、キム・コ
ーイー氏は「(ユーロ圏諸国が)独自の政治的方針を持った個別の国であることがますま
す明確になった」と述べ、「これが昨日ときょうの市場の不透明感を引き起こした」との
見方を示した。
キャタピラー
数<.GSPI>は1.3%下落した。
ダウ工業株30種<.DJI>は66.58ドル(0.63%)安の1万0444.37ド
ル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は18.89ポイント(0.82%)安の
2298.37。
S&P総合500種<.SPX>は5.75ポイント(0.51%)安の1115.05。
住宅建設株も下落。住宅購入者向け税控除措置が4月末に期限を迎えたことを背景に、
新規住宅購入のためのローン申請指数が13年ぶりの低水準となったことを嫌気した。
ホブナニアン
1.5%安となった。
米連邦準備理事会(FRB)が4月27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)議
事録で経済見通しを引き上げたことには反応薄となった。
この日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前月比で約1年ぶ
りに低下した。また、食品・エネルギーを除くコア指数は前年比で1966年以来の小幅
な伸びを記録
し、当分の間低金利を維持するというFRBの方針を支持する内容となった。
農業機器メーカーのディア
見通しを引き上げたことが支援材料となった。