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MRO Research Memo(2):2018年12月期第1四半期は順調な滑り出し、新規口座獲得は過去最高

発行済 2018-06-08 15:02
更新済 2018-06-08 15:20
MRO Research Memo(2):2018年12月期第1四半期は順調な滑り出し、新規口座獲得は過去最高
3064
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■業績動向

● 2018年12月期第1四半期の業績概要(単体)
MonotaRO (T:3064)の2018年12月期第1四半期単体業績は、売上高で前年同期比21.9%増の24,048百万円、営業利益で同14.6%増の3,185百万円、経常利益で同12.6%増の3,147百万円、四半期純利益で同6.7%増の2,166百万円と安定した増収増益ペースを維持した。


売上高に関しては、新規顧客獲得と既存顧客売上増の両面とも順調。
新規顧客獲得では、リスティング広告の強化、スマートフォンサイト改善、新バージョンのTVCM放映などの施策が奏功し新規顧客獲得数が拡大。
第1四半期で新規口座を136,775口座獲得したが、この数字は四半期として過去最高であり、累積で2,874,595口座まで伸ばした。
既存顧客売上げは、2017年3月からの利用頻度向上施策※が奏功したことや経済環境が好調なことなどが影響し、成長を維持した。
さらに、大企業連携社数が459社(前年同期比125社増)となり、その利用も増えており、同社売上構成比で12.1%まで成長した。
なお、当期の第1四半期は営業日数が59日(前期は61日)と2日少なかった上に、2018年1月−2月にかけては断続的に大雪に見舞われた地域があり、企業活動や物流が滞ることにより受注や納品にマイナスの影響があった。


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売上総利益率は、前期比1.4ポイント低下した。
内訳としては、原油高などによる仕入原価の上昇、新規顧客売上増に伴うNB/国内商品売上比率増などによる商品粗利率の0.8ポイント減(前年同期比)、配送サービス向上、配送料値上げなどによる配送料率の0.6ポイント増(前年同期比)が影響した。


販管費率に関しては、前年同期比0.6ポイント低下した。
2017年4月の笠間DCの稼働開始で減価償却費が増加したが、前期にかかっていた稼働開始関連費用が当期は減少した。


結果として、営業利益は前年同期比で14.6%増となった。
なお、前年同期の税制優遇(笠間DC投資が生産性向上設備投資促進税制対象)が終了し税率が戻るため、四半期純利益は同6.7%増にとどまった。


同社の月次業績推移を見ると、前年同月比20%以上の増加率を維持している。
2018年1月から2月に若干低調だった一因としては、大雪の影響や営業日数が少なかったことが考えられる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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