[東京 18日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 正午現在 118.57/59 1.2342/46 146.35/39 午前9時現在 118.77/79 1.2335/39 146.51/55 NY午後5時 118.64/67 1.2342/44 146.40/44
正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の 118円半ばだった。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に利上げ期待が高まった海外 時間の流れを受けて、ドルは底堅い動きとなったものの、方向感は出なかった。
日経平均株価が前日比300円超高で寄り付き、ドルは118円後半での底堅い動き となった。前日の海外時間から続く地合いの強さからドルの下値は限定的との見方があっ たが、上値の重さも意識された。 クリスマス休暇に関連して海外勢の参加が少なく「積極的にドル買いを仕掛ける動き になりにくい」(国内金融機関)との声があった。ドルは上方向では119円前半にレジ スタンスがあるといい「119円に乗せても目先の上値は抑えられやすい」(国内金融機 関)との指摘が出ていた。 朝方に119.01円まで上昇する場面があったが、119円台にしっかり乗せられ ず、目先では上値を追う機運もやや盛り上がりに欠けてきているという。 前日の海外時間には、FOMC後の声明で実質ゼロ金利を「相当な期間」維持すると の文言を修正し、利上げ決定には「辛抱強い」アプローチが必要との表現を採用した。市 場では利上げ期待が高まり、米金利と米株価が上昇。ドルも一時118.90円をつけた 。
<株価上昇にドル/円追随せず>
株価が上げ幅を広げてもドル/円は追随する動きにならず、正午前にはやや弱含んだ 。「原油や新興国の関連でネガティブな情報があれば、ドル/円はクロス円の売りにつれ やすい面があり、どちらかといえば株高への感応度が下がっているのではないか」(邦銀 )との指摘が出ていた。足元では原油安に一服感が出ているが「しっかり反発してくる様 子でもない。まだ見極めが必要だ」(国内金融機関)という。 一方、FOMC後の原油価格が振るわなかった半面、米株価が上昇していたことから 「両者の負の連鎖が途切れた可能性がある」(プレビデンティア・ストラテジーのマーケ ットストラテジスト、山本雅文氏)との指摘が出ていた。 前日の海外時間に米原油先物は、米国の原油在庫減少を示す統計が発表されると一時 59ドル近くまで持ち直した。FOMC後には、株価が大幅に上昇する中、原油先物は5 6ドル台に弱含んだ。山本氏は、これまで原油価格下落のマイナス面が株価に出過ぎてい たが、プラス面を織り込む動きがこれを凌駕してもおかしくないとし「FOMCがきっか けになるかもしれない」と話していた。 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長はFOMC後の会見で、原油安は家計に とって、エネルギー支出の減少による購買力増大につながり減税のような効果があると指 摘したほか、米国の原油生産は増加したものの今も原油の純輸入国だとし「油田掘削の縮 小や投資削減などの動きが出る可能性もあるが、米経済の見地から見れば、差し引きでプ ラスの影響があると見ている」と述べた。
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