[東京 11日 ロイター] -
日経平均 .N225
終値 15130.52 +352.15
寄り付き 15022.64
安値/高値 14973.71─15161.54
TOPIX .TOPX
終値 1252.51 +24.25
寄り付き 1247.23
安値/高値 1241.63─1254.58
東証出来高(万株) 187491
東証売買代金(億円) 18608.86
東京株式市場で日経平均は大幅反発。上げ幅は350円を超え、1万5100円台を回復
した。ウクライナ情勢を巡る緊迫感が和らいだことなどを背景に現物、先物ともに買い戻
しが続いた。もっとも東証1部の売買代金は2兆円に満たず、自律反発の域を出ないとの
見方も多い。予断を許さない地政学リスクに加え、国内外の経済に対する慎重な声も出て
おり、投資家は半身の構えを崩していないという。
前週末の米国株が上昇し、海外市場でリスクオフが進まなかったことでひとまず安心
感が広がった。日経平均が7月31日の直近高値(1万5759円66銭)から8日安値
(1万4753円84銭)まで短期間に約1000円値幅の下げとなっていたため、リバ
ウンドを狙う買いも入ったという。ドル/円 JPY=EBS が102円台で推移したほか、香
港や上海などアジア株の上昇も支援材料。東証1部の騰落数では全体の約9割が値上がり
し、全面高となった。
一方、地政学リスクは完全に払しょくされておらず、引き続き海外要因に左右されや
すいことから投資家は慎重さを保っているという。国内勢のお盆休暇入りを指摘する声も
あり、薄商いにとどまった。東洋証券ストラテジストの土田祐也氏は「主力どころの国内
企業決算が一巡し、投資家の視点がマクロにシフトするなか、今週予定されている日欧の
GDPが注目される」と述べ、国内外の経済指標に対する警戒感も広がっているという。
業種別株価指数では、保険業 .IINSU.T や食料品 .IFOOD.T 、建設業 .ICNST.T など
内需関連が値上がり率上位に浮上した。市場からは「円安の期待感が一服しつつあり、為
替相場の変動を材料として動く輸出関連株よりも、内需関連株の方が買われやすい」(国
内証券)との声が出ていた。
個別銘柄では、業績予想の上方修正を発表した三井金属鉱業 5706.T やパイロットコ
ーポレーション 7846.T が大幅高。東証マザーズ上場のミクシィ 2121.T が好業績を背景
に人気化したことを受け、マザーズ・コア上場投信 1563.T がストップ高となった。
半面、ホシデン 6804.T が続落。8日、2014年4─9月期の連結業績予想を下方
修正したことが嫌気された。
東証1部騰落数は、値上がり1654銘柄に対し、値下がりが138銘柄、変わらず
が25銘柄だった。
(杉山容俊)
((※ hirotoshi.sugiyama@thomsonreuters.com; 03-6441-1085; Reuters Messaging:
hirotoshi.sugiyama.reuters.com@reuters.net))
(( 株式関連指標の索引ページ(日本語表示) JPN/EQ
株式関連指標の索引ページ(英語表示) JPEQUITY01
東証第1部出来高上位30傑 .AV.T
東証第1部売買代金上位30傑 .AM.T
東証第1部値上がり率上位30傑 .PG.T
東証第1部値下がり率上位30傑 .PL.T
東証第1部値上がり幅上位30傑 .NG.T
東証第1部値下がり幅上位30傑 .NL.T
ジャスダック出来高上位30傑 .AVJ.T
ジャスダック売買代金上位30傑 .AMJ.T
ジャスダック値上がり率上位30傑 .PGJ.T
ジャスダック値下がり率上位30傑 .PLJ.T
ジャスダック値上がり幅上位30傑 .NGJ.T
ジャスダック値下がり幅上位30傑 .NLJ.T
日経平均株価 .N225
TOPIX(東証株価指数) .TOPX
TOPIX CORE30 .TOPXC
JPX日経インデックス400 .JPXNK400
日経ジャスダック平均株価 .NOTC
東証マザーズ指数 .MTHR
日経225先物 0#JNI:
SGX日経225先物 0#SSI:
TOPIX先物 0#JTI:
日経225オプション 0#JNI*.OS
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東証売買代金(億円) 18608.86
東京株式市場で日経平均は大幅反発。上げ幅は350円を超え、1万5100円台を回復
した。ウクライナ情勢を巡る緊迫感が和らいだことなどを背景に現物、先物ともに買い戻
しが続いた。もっとも東証1部の売買代金は2兆円に満たず、自律反発の域を出ないとの
見方も多い。予断を許さない地政学リスクに加え、国内外の経済に対する慎重な声も出て
おり、投資家は半身の構えを崩していないという。
前週末の米国株が上昇し、海外市場でリスクオフが進まなかったことでひとまず安心
感が広がった。日経平均が7月31日の直近高値(1万5759円66銭)から8日安値
(1万4753円84銭)まで短期間に約1000円値幅の下げとなっていたため、リバ
ウンドを狙う買いも入ったという。ドル/円 JPY=EBS が102円台で推移したほか、香
港や上海などアジア株の上昇も支援材料。東証1部の騰落数では全体の約9割が値上がり
し、全面高となった。
一方、地政学リスクは完全に払しょくされておらず、引き続き海外要因に左右されや
すいことから投資家は慎重さを保っているという。国内勢のお盆休暇入りを指摘する声も
あり、薄商いにとどまった。東洋証券ストラテジストの土田祐也氏は「主力どころの国内
企業決算が一巡し、投資家の視点がマクロにシフトするなか、今週予定されている日欧の
GDPが注目される」と述べ、国内外の経済指標に対する警戒感も広がっているという。
業種別株価指数では、保険業 .IINSU.T や食料品 .IFOOD.T 、建設業 .ICNST.T など
内需関連が値上がり率上位に浮上した。市場からは「円安の期待感が一服しつつあり、為
替相場の変動を材料として動く輸出関連株よりも、内需関連株の方が買われやすい」(国
内証券)との声が出ていた。
個別銘柄では、業績予想の上方修正を発表した三井金属鉱業 5706.T やパイロットコ
ーポレーション 7846.T が大幅高。東証マザーズ上場のミクシィ 2121.T が好業績を背景
に人気化したことを受け、マザーズ・コア上場投信 1563.T がストップ高となった。
半面、ホシデン 6804.T が続落。8日、2014年4─9月期の連結業績予想を下方
修正したことが嫌気された。
東証1部騰落数は、値上がり1654銘柄に対し、値下がりが138銘柄、変わらず
が25銘柄だった。
(杉山容俊)
((※ hirotoshi.sugiyama@thomsonreuters.com; 03-6441-1085; Reuters Messaging:
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