■決算動向
(3)財務状況
ミロク情報サービス (T:9928)の2015年9月末の財務状況について見ると、総資産残高は前期末比1,085百万円減少の18,586百万円となった。
このうち流動資産の主な増減要因は、現預金及び有価証券が1,284百万円減少した一方で、総売上高の増加等を背景に売上債権が382百万円、棚卸資産が131百万円それぞれ増加した。
また、固定資産は減価償却が進んだことで有形固定資産が14百万円、ソフトウェア等の無形固定資産が122百万円減少したほか、投資等が171百万円減少した。
一方、負債は前期末比719百万円減少の5,605百万円となった。
有利子負債が長短併せて365百万円減少したほか、その他の流動負債、固定負債などが減少した。
また、純資産については、前期末比366百万円減少の12,980百万円となった。
四半期純利益の計上により利益剰余金が338百万円増加したが、自己株式の取得に伴い552百万円、その他有価証券評価差額金の縮小で150百万円それぞれ減少した。
同社の財務状況は、ここ数年の収益拡大とともに改善が進んでいる。
ネットキャッシュ(現預金+短期有価証券−有利子負債)は2015年9月末時点で3,519百万円と前期末より1,020百万円減少したが、配当金の支払いや自己株式の取得に充てられたものとなっている。
この結果、自己資本比率は2013年3月末の59.9%から2015年9月末は69.8%まで上昇している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
このうち流動資産の主な増減要因は、現預金及び有価証券が1,284百万円減少した一方で、総売上高の増加等を背景に売上債権が382百万円、棚卸資産が131百万円それぞれ増加した。
また、固定資産は減価償却が進んだことで有形固定資産が14百万円、ソフトウェア等の無形固定資産が122百万円減少したほか、投資等が171百万円減少した。
一方、負債は前期末比719百万円減少の5,605百万円となった。
有利子負債が長短併せて365百万円減少したほか、その他の流動負債、固定負債などが減少した。
また、純資産については、前期末比366百万円減少の12,980百万円となった。
四半期純利益の計上により利益剰余金が338百万円増加したが、自己株式の取得に伴い552百万円、その他有価証券評価差額金の縮小で150百万円それぞれ減少した。
同社の財務状況は、ここ数年の収益拡大とともに改善が進んでいる。
ネットキャッシュ(現預金+短期有価証券−有利子負債)は2015年9月末時点で3,519百万円と前期末より1,020百万円減少したが、配当金の支払いや自己株式の取得に充てられたものとなっている。
この結果、自己資本比率は2013年3月末の59.9%から2015年9月末は69.8%まで上昇している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)