[東京 25日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 20771.40 -96.63 寄り付き 20777.69 安値/高値 20758.60─20866.58
TOPIX .TOPX 終値 1670.91 -8.98 寄り付き 1671.36 安値/高値 1670.00─1678.26
東証出来高(万株) 208032 東証売買代金(億円) 23491.65
東京株式市場で日経平均は5営業日ぶりに反落した。ギリシャの金融支援協議の先行 き不透明感を背景とした欧米株安を嫌気し、日経平均は一時100円を超す下げとなった 。ただ、日本株に対する根強い先高観から押し目買いが入り、下値は限定的。環太平洋連 携協定(TPP)交渉の進展期待も支援材料となり、底堅い地合いを維持した。
前日までの急ピッチな上昇を受けて利益確定売りが優勢だったほか、ドル/円
24日の米上院本会議でTPP合意の前提となる「大統領貿易促進権限(TPA、通 称ファストトラック)」法案が可決されたことを受け、ジェイテクト 6473.T や六甲バタ ー 2266.T など関連銘柄が上昇。TPP大筋合意に向け前進したことは日本株にとって好 材料と評価された。
個別銘柄では、SRAホールディングス 3817.T がストップ高。24日に発表した2 018年3月期を最終年度とする中期経営計画で、配当性向を50%に引き上げる方針を 示し、材料視された。
きょう東証1部に新規上場したメニコン 7780.T の初値は公開価格を約73%上回る 2950円となった。一時2999円まで上値を切り上げたが、終値は2566円だった 。
東証1部騰落数は、値上がり427銘柄に対し、値下がりが1351銘柄、変わらず が108銘柄だった。
(杉山容俊)