■2016年3月期第2四半期決算
(2)セグメント別動向
1)情報・印刷・産業システム機材セグメント
同セグメントは第2四半期の売上高が11,309百万円(前年同期比0.5%増)、営業利益17百万円(同91.6%減)と増収ながら大幅減益となった。
売上高はスキャナー等の電子化機器の販売増などで前年同期を上回った。
利益面では印刷システム機材の利益率が悪化したことが響いて大幅減益となった。
メディアコンバート事業は、第2四半期中の受注は増加したが売上高は前年同期比3.9%減の1,851百万円となった。
ムサシ {{|0:}}の印刷システム機材は、従来は商業印刷分野が主体だったが、最近はシール・ラベル・パッケージ分野にも注力している。
印刷業界は厳しい競争環境が続いているが、そうしたなかで同社は今第2四半期において前年同期比増収を達成した。
ただ、売上目標達成のための無理な受注が採算悪化につながった可能性があると弊社ではみている。
なお、下期については商業印刷では需要期に当たり、採算性もある程度回復してくるとみている。
2)金融汎用・選挙システム機材セグメント 同セグメントの今第2四半期は、売上高2,901百万円(前年同期比48.6%増)、営業利益445百万円(前年同期は44百万円の損失)だった。
同セグメントは金融汎用システム機材と選挙システム機材の2つの商品グループから成るが、選挙システム機材は前述のとおり前年同期比及び予想対比で好調な推移となった。
金融汎用システム機材は売上高が1,167百万円(前年同期比6.0%減)にとどまった。
これは金融機関向け貨幣処理機の更新が遅れていることと、セキュリティ機器の商談遅延の影響によるものだ。
3)紙・紙加工品セグメント 同セグメントの今第2四半期は、売上高2,790百万円(前年同期比14.9%減)、営業利益は0.4百万円(前年同期は9百万円の損失)となった。
紙器用板紙は堅調だったものの、印刷用紙と感光材料包装紙の販売が落ち込んで減収となった。
利益面では経費節減に努めて、損失を免れるまで改善させた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
売上高はスキャナー等の電子化機器の販売増などで前年同期を上回った。
利益面では印刷システム機材の利益率が悪化したことが響いて大幅減益となった。
メディアコンバート事業は、第2四半期中の受注は増加したが売上高は前年同期比3.9%減の1,851百万円となった。
ムサシ {{|0:}}の印刷システム機材は、従来は商業印刷分野が主体だったが、最近はシール・ラベル・パッケージ分野にも注力している。
印刷業界は厳しい競争環境が続いているが、そうしたなかで同社は今第2四半期において前年同期比増収を達成した。
ただ、売上目標達成のための無理な受注が採算悪化につながった可能性があると弊社ではみている。
なお、下期については商業印刷では需要期に当たり、採算性もある程度回復してくるとみている。
2)金融汎用・選挙システム機材セグメント 同セグメントの今第2四半期は、売上高2,901百万円(前年同期比48.6%増)、営業利益445百万円(前年同期は44百万円の損失)だった。
同セグメントは金融汎用システム機材と選挙システム機材の2つの商品グループから成るが、選挙システム機材は前述のとおり前年同期比及び予想対比で好調な推移となった。
金融汎用システム機材は売上高が1,167百万円(前年同期比6.0%減)にとどまった。
これは金融機関向け貨幣処理機の更新が遅れていることと、セキュリティ機器の商談遅延の影響によるものだ。
3)紙・紙加工品セグメント 同セグメントの今第2四半期は、売上高2,790百万円(前年同期比14.9%減)、営業利益は0.4百万円(前年同期は9百万円の損失)となった。
紙器用板紙は堅調だったものの、印刷用紙と感光材料包装紙の販売が落ち込んで減収となった。
利益面では経費節減に努めて、損失を免れるまで改善させた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)