(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10753.62(+145.77)
前営業日終値 10607.85(+ 13.02)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2355.83(+ 40.22)
前営業日終値 2315.61(+ 12.36)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1142.71(+ 17.12)
前営業日終値 1125.59(+ 0.93)
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[ニューヨーク 20日 ロイター] 20日の米株式市場は続伸。S&P500指数
がテクニカルな上値抵抗線を抜け、4カ月ぶりの高値で引けた。一連の明るい企業関連ニ
ュースを受けて楽観的な見方が強まった。
市場の関心は、翌日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に集まっている。米連邦準備
理事会(FRB)はFOMCで、ポートフォリオの規模を維持する方針をあらためて表明
するとみられているが、新たな緩和策の発表は行わない見通し。
ダウ工業株30種<.DJI>は145.77ドル(1.37%)高の1万0753.62
ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は40.22ポイント(1.74%)高の2355.83。
S&P総合500種<.SPX>は17.12ポイント(1.52%)高の1142.71。
S&P総合500は6月以降、レンジの上限である1130の水準を明確に上抜けるこ
とができないでいた。だがS&Pは9月に入って8.9%上昇しており、この日の上昇で
機関投資家が一段の上昇余地があるとの見方に傾けば、上値を伸ばす可能性がある。
シールズ&Co.のアナリスト、フランク・グレッツ氏は「市場はこの水準を上抜ける
のを待ち望んでいた。この水準を上抜けたことで、今はあまりネガティブな姿勢でいるこ
とは難しい」と述べた。
IBM
するなか、同社はネティーザ
また米経済の景気サイクルを判定する全米経済研究所(NBER)がこの日、米経済は
第二次世界大戦以降で最長となったリセッション(景気後退)を2009年6月に脱却し
た、と正式発表したことも追い風となった。
本格的な決算シーズンの開始を控え、予想を上回る決算を発表した住宅建設のレナー
ぞれ急伸した。
経済指標では、全米住宅建設業者協会(NAHB)/ウエルズ・ファーゴが発表した9
月の住宅建設業者指数は13で、2009年3月以来の低水準となった前月から横ばいと
なり、依然として住宅市場がぜい弱であるこことが示された。