ドル/円
正午現在 87.86/88 1.5087/89 132.53/62
午前9時現在 87.64/65 1.5067/70 132.01/06
NY17時現在 87.40/42 1.5045/51 131.42/52
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[東京 3日 ロイター]正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べて
上昇し、87円後半で推移している。正午過ぎまでに87.93円まで上値を伸ばして
88円を視野に入れた。米国株先物や日経平均が買われ、金が最高値を更新するなどリス
ク選好が強まり、ドルと円が売られる展開。クロス円の上昇に押し上げられる形で
ドル/円もジリジリと水準を切り上げた。
金現物
物や日経平均が堅調に推移するなかでリスク選好ムードが強まり、クロス円が上昇した。
ユーロ/円は正午過ぎまでに132.70円まで上昇し、きょうの安値(131.57円)
からは1円を超える上昇となった。クロス円での円売りがドル/円に波及したことで、
ドルは87.93円まで水準を切り上げ、88円の上値を視野に入れた。
一方で「88円手前では、ドル/円の戻りを受けた輸出企業のドル売りが出ている」
(国内銀行)という。また「オプションを意識した売りが出ている。88円付近はチャー
ト・ポイントになるため、ここを背にして売っている短期筋の動きもある」(ソシエテジ
ェネラル銀行外国為替本部長、斎藤裕司氏)との声も聞かれ、ドル/円はせめぎあいのな
かでじりじりと上値を切り上げた。
ただ、上値期待は限定的。「今のドル/円の買いは、ドル・ショートの買い戻しと介入
警戒を材料にした短期筋のロングメーク。ポジションを本格的にドル・ロングにしようと
いう動きではない。89円を抜けなければダウントレンド継続だ」(バークレイズ銀行チ
ーフFXストラテジスト、山本雅文氏)という。
前日米国市場では、デリバティブ改革によって銀行の業績が打撃を受ける可能性がある
との見方から米銀行株が全般安。デリバティブ関連損失への不安も出て銀行セクターへの
懸念が広がったが、その後、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
450億ドルの公的資金を数日中に全額返済すると明らかにしたことでムードが好転。
リスク選好ムードが強まった。
また、米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁や米セントルイス地区連銀のブラード総
裁のタカ派発言から、米10年債利回り
みで推移している。今週初めには3.2%を割り込んでいたが「米金利が下げ渋っている
こともドル/円を下げにくくしている」(バークレイズ銀行、山本氏)という。
米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は2日、連邦準備理事会(FRB)はインフレ
潜伏リスクの警戒を怠ってはならず、金融危機対策として買い入れたモーゲージ担保証券
(MBS)の一部を売却することにより刺激策を解除し始めることが可能、との見解を示
した。ブラード総裁はCNBCテレビとのインタビューで「中期的なリスクはインフレに
ある」と述べた。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net
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