こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
NY金のファンドの買い越し枚数が近年で最高水準付近まで膨れ上がっていますね。
しかし8/25夜にはNY金は下落しています。
松永さんによると、
『昨夜のNY金は、26日のジャクソンホールでのイエレンFRB議長講演を警戒して下落した模様。
同講演がタカ派的な内容となって利上げのタイミングに関して手掛かりが与えられるとの見方も強まっているようです』とのこと。
その背景には「7月の米公定歩合議事録」があるようです。
『23日に公表された「7月の米公定歩合議事録」では、12地区連銀中で8地区の連銀理事が1~1.25%の引き上げを支持していることが示され、FF金利による年内利上げ確率が54%に達するなど利上げ観測が高まっているだけに、イエレンFRB議長講演を前にしてNY金のポジション整理が進んだ模様』と松永さんはおっしゃっています。
NY金の値動きについては
『NY金は、7月上旬から上値を切り下げながら下値を切り上げる「三角保合い」を形成していたものの、昨夜の下落により、「三角保合いからの下放れ」となる可能性も高まってきたようです』とのことで、日本時間の26日夜にジャクソンホール会合で予定されているイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を見極めたいというムードが、株式市場同様、金市場にも流れているようです。
NY金の値動きにも注意が必要となりそうですね。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の8月26日付「金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 三井智映子