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18000円接近による戻り売り警戒は想定内、値ごろ感より需給見極め

発行済 2016-02-02 08:18
更新済 2016-02-02 08:33
18000円接近による戻り売り警戒は想定内、値ごろ感より需給見極め
 2日の日本株市場は、戻り待ちの売り等を意識した相場展開になろう。
1日の米国市場では、中国経済指標の弱さや原油相場の下げが嫌気され、NYダウは小幅に反落となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の17740円となり、朝方はこれにさや寄せする格好から、利益確定の流れが先行しそうだ。
 その後は中国の動向や原油相場を睨みながらの展開になりそうだが、中国の先行き不安については、相当織り込まれている一方、昨日は鉄鋼業界の再編機運の高まり等もあり、影響は限られていた。
また、原油相場については値動きの荒さは想定内であり、まずは30ドルをキープ出来ていれば、過度な警戒は和らぐだろう。
 もっとも、日経平均は日銀のマイナス金利政策の導入を受けて、2日間で800円上昇している。
真空地帯の部分もあったにせよ、節目の18000円に接近してきていることもあり、戻り待ちの売りを警戒しやすいところである。
売り込まれた銀行などの自律反発も意識されやすいだろう。
 とはいえ、マイナス金利政策を受けたリバランスについては、メガバンクは過剰に売られる格好だが、値ごろ感というよりはリバランスの流れが一巡するのを見極める必要があろう。
スプレッドが拡大しているため、よりリバランスの流れが強まりやすく、値ごろ感からの買いは慎重であろう。

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