この記事は3日に配信されたものです。
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4838.09(+ 32.34)
前営業日終値 4805.75(‐111.12)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5834.15(‐ 23.28)
前営業日終値 5857.43(‐108.09)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3348.37(+ 8.47)
前営業日終値 3339.90(‐102.99)
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<ロンドン株式市場> 取引終盤にかけて上昇し、小幅反発して終了した。銀行株、
鉱山株に買いが入った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は32.34ポイント(0.67%)高の
4838.09で引けた。週足では3.9%の下落となる。
この日発表された6月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比12万5000人
減少。減少幅は2009年10月以来の大きさとなった。
ヘッジファンドのGLCのディレクター、スティーブン・ベル氏は「米国から思わしく
ない経済指標が多く出てきたが、それでも世界経済と世界の株式市場は今後回復していく
とみている」とし「悲観的な見方が出ていることは、これからポジティブなサプライズが
出る機会をつくっているという意味で良いことだ」と述べた。
銀行株では、ロイズ・バンキング・グループ
鉱山株では、エクストラータ
(ENRC)
について、新政権が主要鉱山会社と妥協案で合意したことが支援材料となった。
一方、石油大手BP
関する懸念が引き続き重くのしかかっている。
<欧州株式市場> 主要株価指数が小反発して引けた。6月の米雇用統計で非農業部門
雇用者数が予想を上回って減少したことを受けて景気回復ペースをめぐる不安感が高まり、
当初の上げ分を削る展開となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.45ポイント(0.05%)高
の969.66。週間では4.3%安と5月21日以来の大幅な下落率となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.71ポイント(0.15%)高の
2522.36。
IGインデックスのセールストレーダー、ウィル・ヘッデン氏は「信頼感を再び高める
には良い経済ニュースが必要だが、最近のデータはプラスのサプライズを提供しておらず、
今後数日間の相場は引き続き若干軟調となる可能性がある」と述べた。
この日は銀行株に買いが入った。バークレイズ
サンタンデール
鉱山株も堅調。オーストラリアの資源新税をめぐり政府と主要鉱山会社が妥協案で合意
したことを受け、鉱山セクターをめぐるセンチメントが改善した。ユーラシアン・ナチュ
ラル・リソーシズ
1─2.9%上昇した。
石油株ではプレミア・オイル
ペトロリアム
[東京 3日 ロイター]