◆日経平均は2万6334円98銭(486円54銭安)、TOPIXは1863.63ポイント(26.01ポイント安)、出来高概算(東証プライム市場)は11億7586万株
■新規上場のサークレイスは買い気配を上げ初値つかず
4月12日(火)後場の東京株式市場は、米軍が航空母艦を日本海の朝鮮半島近海に配置したと正午過ぎに伝えられたことなどを受けて様子見気分が強まり、日経平均は378円安で始まった後ジリ安となった。リスクヘッジ銘柄とされるNTT(日本電信電話)<9432>(東証プライム)など一部の銘柄は一段と強含んだが、日経平均は14時過ぎに517円44銭安(2万6304円08銭)まで下押し、大引けは小戻したが大幅安で2日続落となった。
後場は、モバイルファクトリー<3912>(東証プライム)が一段ジリ高となり、展示会への出展発表を機にNFT関連事業への取組が注目し直される様子で高値を更新。オーバル<7727>(東証プライム)はホンダ<7267>(東証プライム)が前場発表したEV車事業の加速計画や全個体電池の実現計画が追い風とされて後場急伸。北興化学工業<4992>(東証スタンダード)は四半期決算を好感した買い衰えず終盤に一段と上げて活況高。Waqoo<4937>(東証グロース)は3月締めの第2四半期決算への期待強いとされ3月末からの連日高が次第に騰勢を強めて値幅妙味を増幅とされストップ高。
新規上場のサークレイス<5029>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは1656円(公開価格720円の2.3倍)で買い気配。気配値のまま上げる場合の本日上限値段となった。
東証プライム市場の出来高概算は11億7586万株(前引けは5億9340万株)、売買代金は2兆6353億円(同1兆2970億円)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は318(前引けは317)銘柄、値下がり銘柄数は1473(同1462)銘柄。
また、東証33業種別指数は4業種(前引けは5業種)の値上がりにとどまり、高い業種は、空運、情報通信、保険、その他金融、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)