(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5917.71(‐26.14)
前営業日終値 5943.85(+47.60)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7059.01(‐8.76)
前営業日終値 7067.77(+5.35)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 4019.62(‐13.59)
前営業日終値 4033.21(+15.76)
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<ロンドン株式市場> 反落して終了した。第4・四半期の英経済が予想外のマイナス
成長となったことで、小売株を中心に売りが広がった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は26.14ポイント(0.44%)安の
5917.71で取引を終えた。
英国立統計局がこの日発表した第4・四半期の実質国内総生産(GDP)伸び率速報値
は、季節調整済みで前期比マイナス0.5%となった。市場予想はプラス0.5%だった。
これを受け小売株が売られ、ネクスト
サー
ピール・ハントの小売担当アナリスト、ジョン・スティーブンソン氏は「先行き不透明
感が高い時は小売株に売りが出る。景気が悪化した場合は家計部門が(消費に対して)一
段と慎重になると予想されるためだ」と述べた。
リスク選好度の低下で商品価格が下落したことを受け、鉱山関連株も売られた。
一方、通信のボーダフォン
ケーションズ
<欧州株式市場> 下落。英国の昨年第4・四半期国内総生産(GDP)が予想外のマ
イナス成長となったことが嫌気された。スペインの銀行株も軟調だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.04ポイント(0.61%)安
の1144.14。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は21.28ポイント(0.71%)安
の2957.78。
第4・四半期の英実質GDP速報値は、季節調整済みで前期比マイナス0.5%、
前年比プラス1.7%となり、ともに市場予想を下回った。伸び率がマイナスとなっ
たのは、2009年第3・四半期以来で、例年になく寒冷な天候などが影響した。
ETXキャピタルのシニア・トレーダー、マノイ・ラドワ氏は、「GDPは投資家の買
い意欲を後退させ、相場を下押しした」と語った。
英小売株では、マークス・スペンサー
一方、米経済指標では、米大手民間調査機関コンファレンス・ボード(CB)の1月消
費者信頼感指数が60.6と、前月の53.3から上昇、2010年5月以来の高水準と
なり、相場を下支えた。
スペインの銀行株が全般的に軟調。サルガド経済・財務相は24日、国内貯蓄銀行につ
いて、7カ月以内に民間資金を利用した資本増強ができなかった場合は部分国有化すると
述べた。
サンタンデール銀は3.1%安、BBVAは2.9%安。新自己資本比率が銀行セクタ
ーの信頼回復に十分ではないかもしれないとの懸念が広がった。
こうしたなか、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)がこの日ローンチした総額
50億ユーロの5年債は、日本政府が20%超買い入れるなどアジアからの需要がおう盛と
なった。
半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス
の利益・売上高は予想を上回ったものの、スウェーデンの通信機器大手エリクソン .ST>との合弁事業の業績内容が失望を誘ったほか、さえない通年売上高見通しが嫌気され た。 [東京 26日 ロイター]