25日のNY市場は上昇。
引き続き主要企業決算が好感され買いが先行し、NYダウは2万ドルの節目を突破した。
連日、選挙期間中の公約を実行するトランプ新政権への期待からアジア・欧州株がほぼ全面高となったことも追い風となり、終日堅調推移となった。
ダウ平均は155.80ドル高の20068.51、ナスダックは55.38ポイント高の5656.34。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の19210円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、同水準に位置する25日線レベルでの攻防になりそうだ。
トランプ物色への思惑も高まり、設備投資関連などを中心に指数を押し上げる格好になろう。
一方で、内需系はやや物色の圏外といったところか。
25日線を捉えてくることから、ボリンジャーバンドでは中心値(25日)と+1σへのレンジに移行できるかを見極めたいところ。
パラボリックのSAR値は19180円辺りまで下がってきていたこともあり、これにタッチすることで陽転シグナルを発生させてくることになりそうだ。
一目均衡表では前日の転換線に続いて、本日は基準線をクリアしてこよう。
ただ、遅行スパンは実線が19440円処に位置しているため、こちらも上方シグナル発生は期待しづらい。
その他、価格帯別出来高で商いが膨れている19000-19300円のレンジ内での推移となる可能性があり、次第に戻り待ちの売り圧力が意識されてくる。
25日線を挟んでの19150-19300円のレンジを想定。