上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
大引け 2471.305 26.448安 517.0億元(上海A株)
高値 2477.083
安値 2453.796
前場終値 2462.103 35.650安 296.2億元(上海A株)
寄り付き 2467.730 30.023安
前営業日終値 2497.753 1.190安 534.2億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
休場
前営業日終値 19030.54 836.09安 577.4億香港ドル
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[上海 13日 ロイター] 13日の中国株式市場は続落。欧州の債務危機拡大をめ
ぐる懸念を受け、世界的に株価が下げていることが嫌気された。
上海総合指数<.SSEC>は26.448ポイント(1.06%)安の2471.305で
取引を終えた。同指数は9月6日につけた1年2カ月ぶり安値の2470.5は上回って
引けた。
アナリストは、指数が不安定で、世界市場の荒い値動きに圧迫されて目先一段安となる
可能性が強いものの、2400近辺が下値支持線になるのではないかとみている。上海の
証券会社のアナリストは「当面のところ、資金はポケットにしまっておくよう投資家に助
言する。国内市場のインフレ圧力と世界市場の債務危機を背景に、われわれは引き続き慎
重になっている」と語った。
前日の上海市場は中秋節で休場だった。
13日の欧州の株式市場は高く寄り付いたものの、すぐにマイナス圏に転じた。英紙フ
ィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は12日、イタリアが中国にイタリア国債の「大
規模な」購入を要請したと報じたが、欧州株の下落に歯止めを掛ける材料にはなっていな
い。
中国人民銀行(中央銀行)元副総裁で現在は全国人民代表大会(全人代)財政経済委員
会副主任委員の呉暁霊氏は13日、ロイターに対し、欧州債務危機に関して投資家が「パ
ニック」になる必要はないと述べるとともに、中国は市場の信頼感を高めるため他国と協
力する用意があると語った。
上海市場では、小型株が最大の押し下げ要因だった。小型株指数<.CSI500>は1.6%
下落した。
売買代金は概算で520億元にとどまり、前営業日の530億元から減少した。
Beijing Jingyuntong Technology<601908.SS>の下げがきつく、8.7%急落した。
前場に下げていたセメント株は押し目買いで反発し、同力水泥<000885.SZ>が2.5%、
安徽海螺水泥<600585.SS>が1.3%それぞれ上伸した。
水資源関連株も高く、安徽水利開発<600502.SS>は3.3%高で取引を終了した。
香港株式市場は祝日のため休場。取引は14日に再開される。