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東京株式市場・大引け=7日ぶりに反落、内需株中心に利益確定の動き

発行済 2015-10-08 15:12
更新済 2015-10-08 15:18
© Reuters.  東京株式市場・大引け=7日ぶりに反落、内需株中心に利益確定の動き
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[東京 8日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      18141.17 -181.81 寄り付き    18310.62 安値/高値   18121.68─18400.69

TOPIX .TOPX 終値       1481.4 -11.77 寄り付き     1491.57 安値/高値    1479.48─1499.64

東証出来高(万株) 231154 東証売買代金(億円) 26182.15

東京株式市場で日経平均は7日ぶりに反落した。前日までの急ピッチな戻りを受けて、い ったん利益確定する動きが広がったという。特に内需株への売りが目立ち、日経平均の下 げ幅は一時200円超となった。外為市場でややドル安/円高基調になったことも株価の 重しとなった。

7日の米国株は上昇したが、日経平均が前日までの6日続伸で率にして8.2%、値 幅1392円と大幅に上昇した反動から売り優勢だった。「これまで相場をけん引してい た内需株のポジションを落とす一方、低調だった外需株に資金をシフトさせているようだ 」(いちよし証券・投資情報部課長の及川敬司氏)という。業種別では小売や医薬品、食 料品などが値下がり率上位となる一方、海運や鉄鋼などが堅調だった。

朝方に発表された8月機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比マイナス5.7% と、ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値(プラス3.2%)を下回ったものの 、機械関連株は総じて底堅く推移した。「経済指標が弱めなら政策期待につながりやすい 」(国内証券)という。午後2時に発表された9月景気ウォッチャー調査は、景気の現状 判断DIが2カ月連続で低下。先行き判断DIは4カ月ぶりの上昇となったが50の水準 を2カ月連続で下回った。

個別銘柄では、サン電子 6736.T がストップ安。7日に発表した2016年3月期業 績予想の下方修正を嫌気した。モバイルデータソリューション事業が計画を下回ったほか 、開発費の増加などが響くという。同じく15年12月期連結業績予想の下方修正を発表 したコカ・コーライーストジャパン 2580.T も続落した。

半面、エコス 7520.T が年初来高値を更新。7日、2015年3─8月期の連結業績 予想を上方修正し、材料視された。 営業収益を594億1800万円(従来560億円 )、営業利益を14億1400万円(同9億円)に修正した。

東証1部騰落数は、値上がり569銘柄に対し、値下がりが1235銘柄、変わらず が95銘柄だった。

(杉山容俊)

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