以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家夢見る父さん氏(ブログ「夢見る父さんのコツコツ投資日記」を運営)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
---- ※2015年11月11日午前0時に執筆 はじめまして、「夢見る父さんのコツコツ投資日記」というブログを書いている夢見る父さんと申します。
インデックスファンド中心のサラリーマン投資家ですが、経済ニュースはいろいろチェック、分析していますし、個別株も若干持っています。
フィスコのソーシャルリポーターとして、随時記事を書いていきますので、よろしくお願いします。
なお、記事は私個人の意見であり、投資は自己責任ということをお忘れなく。
さて、厚生労働省が先週発表した就業形態調査で、2014年の非正規社員は40%と2010年の前回調査から1.3ポイント上がったことが明らかになりました。
「非正規社員初の4割」とニュースになり、民主党の岡田代表は「非正規労働が増えているのは非常に問題がある」とアベノミクス批判を繰り広げました。
しかし、僕は今の雇用環境はそんなに悪くないと思います。
厚生省はかねて、非正規社員が増えたのは60歳過ぎでも働く高齢者が増えたことと、25歳~54歳は女性の晩婚化や出産・育児後の女性の労働参加が背景にあると分析しています。
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/14/dl/14-1-3_03.pdf 今回の調査で、僕が一番評価しているのは、正社員になりたくてもなれない「不本意非正規社員」は前回から4.4ポイント減り、18.1%になったことです。
もちろん、不本意非正規社員は減るに越したことはありません。
しかし、4年前といえば、民主党時代。
その時から不本意非正規社員は減っていますし、正社員の求人倍率も昨年度は0.68倍で、2010年の0.3倍の2倍以上です。
アベノミクスが雇用にとって有効だったことがよくわかります。
現在、安倍政権では現在、限定正社員を推し進めて、不本意非正規社員を減らす政策も行われています。
この流れに乗り、たとえば日本郵政グループでは、非正規社員を限定正社員にする動きを進めています。
また、厚生労働省は先月、非正規雇用労働者の正社員転換、待遇改善を経団連などに要請しました。
この政策に沿った形で、雇用の流動化を進めるなどの雇用改革で、不本意非正規社員を減らしていくほうが、単に批判するより、はるかに効果があると思います。
企業側にとっても、こうした雇用改革によって、人件費が安くなるというのは大きなメリットです。
円安で製造業の国内回帰などといわれているなか、国内の人件費が安くなれば、海外との競争にも立ち向かえます。
また、人手不足の対策にもなります。
景気の先行指標といえる新規求人数も増加傾向にあり、日本経済のファンダメンタルズは順調といえましょう。
当面は、日本株にポジティブでいいと思っています。
---- 執筆者名:夢見る父さん ブログ名:夢見る父さんのコツコツ投資日記
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
---- ※2015年11月11日午前0時に執筆 はじめまして、「夢見る父さんのコツコツ投資日記」というブログを書いている夢見る父さんと申します。
インデックスファンド中心のサラリーマン投資家ですが、経済ニュースはいろいろチェック、分析していますし、個別株も若干持っています。
フィスコのソーシャルリポーターとして、随時記事を書いていきますので、よろしくお願いします。
なお、記事は私個人の意見であり、投資は自己責任ということをお忘れなく。
さて、厚生労働省が先週発表した就業形態調査で、2014年の非正規社員は40%と2010年の前回調査から1.3ポイント上がったことが明らかになりました。
「非正規社員初の4割」とニュースになり、民主党の岡田代表は「非正規労働が増えているのは非常に問題がある」とアベノミクス批判を繰り広げました。
しかし、僕は今の雇用環境はそんなに悪くないと思います。
厚生省はかねて、非正規社員が増えたのは60歳過ぎでも働く高齢者が増えたことと、25歳~54歳は女性の晩婚化や出産・育児後の女性の労働参加が背景にあると分析しています。
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/14/dl/14-1-3_03.pdf 今回の調査で、僕が一番評価しているのは、正社員になりたくてもなれない「不本意非正規社員」は前回から4.4ポイント減り、18.1%になったことです。
もちろん、不本意非正規社員は減るに越したことはありません。
しかし、4年前といえば、民主党時代。
その時から不本意非正規社員は減っていますし、正社員の求人倍率も昨年度は0.68倍で、2010年の0.3倍の2倍以上です。
アベノミクスが雇用にとって有効だったことがよくわかります。
現在、安倍政権では現在、限定正社員を推し進めて、不本意非正規社員を減らす政策も行われています。
この流れに乗り、たとえば日本郵政グループでは、非正規社員を限定正社員にする動きを進めています。
また、厚生労働省は先月、非正規雇用労働者の正社員転換、待遇改善を経団連などに要請しました。
この政策に沿った形で、雇用の流動化を進めるなどの雇用改革で、不本意非正規社員を減らしていくほうが、単に批判するより、はるかに効果があると思います。
企業側にとっても、こうした雇用改革によって、人件費が安くなるというのは大きなメリットです。
円安で製造業の国内回帰などといわれているなか、国内の人件費が安くなれば、海外との競争にも立ち向かえます。
また、人手不足の対策にもなります。
景気の先行指標といえる新規求人数も増加傾向にあり、日本経済のファンダメンタルズは順調といえましょう。
当面は、日本株にポジティブでいいと思っています。
---- 執筆者名:夢見る父さん ブログ名:夢見る父さんのコツコツ投資日記