再送：欧州株式市場サマリー（15日）

＊この記事は１６日に配信しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ＦＴ１００種総合株価指数（ロンドン）<.FTSE>

　終値　　　　　　5455.37（‐42.83）

前営業日終値　　　5498.20（＋24.72）

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クセトラＤＡＸ指数（フランクフルト）<.DAX>

　終値　　　　　　5875.97（‐112.91）

前営業日終値　　　5988.88（＋ 25.74）

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ＣＡＣ４０種平均指数（パリ）<.FCHI>

　終値　　　　　　3954.38（‐61.39）

前営業日終値　　　4015.77（＋14.91）

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　＜ロンドン株式市場＞　反落。経済統計で軟調となった米国市場につられる展開になっ

た。鉱山株や金融株中心に売られた。

　ＦＴ１００種総合株価指数<.FTSE>は４２．８３ポイント（０．７８％）安の

５４５５．３７。昨年３月安値からの上昇率は５７％。

　米ＪＰモルガン・チェースが発表した第４・四半期決算は、投資銀行業務が引

き続き下支えとなり、市場予想を上回る黒字となった。一方、住宅ローンやクレジットカ

ード融資に絡む損失が膨らんだことから同社株は売られた。

　バークレイズ、ＨＳＢＣ、スタンダード・チャータード（スタンチャ

ート）、ロイズ・バンキング・グループが０．９─２．３％安。

　需要懸念で金属価格が値下がりするなか、鉱山株もさえず。アントファガスタ、

アングロ・アメリカン、ベダンタ・リソーシズ、ロンミン、カザ

キミスは０．６─２．８％安。

　医薬品株では、前日値上がりした一部銘柄に売りが出た。グラクソ・スミスクライン

は２．６％安。ベルギーは同社に注文していた新型インフルエンザ（Ｈ１Ｎ１型）

ワクチンの３分の１を減らすと表明した。アストラゼネカは０．７％安、シャイ

アは１．５％安。

　＜欧州株式市場＞　反落。１月の米ミシガン大消費者信頼感指数（速報値）が予想を下

回ったほか、米ＪＰモルガン・チェースの第４・四半期決算でローン損失が拡大

し銀行株を圧迫した。

　ＦＴＳＥユーロファースト３００種指数<.FTEU3>は１１．２９ポイント（１．０６％）

安の１０５２．２４。週足では１．２％安。

　ＤＪユーロＳＴＯＸＸ５０種指数<.STOXX50E>は４９．４６ポイント（１．６５％）安

の２９４０．２５。

　カンター・フィッツジェラルドの首席グローバル株式ストラテジスト、スティーブン・

ポープ氏は「米ミシガン大消費者信頼感指数はもう少し良い内容だったら歓迎しただろう。

前月の確報値から上昇したが予想に届かなかった」と述べた。

　ロイター／ミシガン大学が調査した１月の消費者信頼感指数（速報値）は７２．８。ロ

イターが集計したエコノミスト予想中間値は７３．９だった。

　銀行株の下げが目立った。ＢＮＰパリバ、ソシエテ・ジェネラル（ソジェン）

、クレディ・スイス、ＵＢＳが２．７―４．２％下落した。

　米原油先物が１．３％値を下げるなか、エネルギー株も軟調。ＢＧグループ、ケ

アン・エナジー、トタルが０．５―２．４％下落した。

　ドイツ政府が予想以上の太陽光発電への補助金削減を計画しているとのロイターの報道

を受け、関連銘柄に売りが出た。

　ノルウェーのリニューアブル・エナジー・コーポレーション、英国のＰＶクリ

スタロックスソーラー、中国を拠点とするレネソーラーが５．６―

７．８％安となった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［東京　１６日　ロイター］