1433GMT 3日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
4日終値 前営業日終値
株 FT100 5139.31(‐113.84) 5253.15
クセトラDAX 5533.24(‐138.85) 5672.09
金 現物午後値決め 1083.25 1115.25
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.315 (+0.010) 0.290(0.289)
独連邦債2年物 1.054(1.158)
独連邦債10年物(3月限) 123.86 (+0.65) 3.150(3.234)
独連邦債30年物 3.903(3.968)
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<為替> ユーロ/ドルが7カ月ぶり安値をつけている。欧州中央銀行(ECB)
のトリシェ総裁は理事会後の会見で、多くのユーロ圏諸国の財政不均衡は急拡大し高水
準になるとの見方を示したことを受け、一部ユーロ圏加盟国の財政の健全性をめぐる懸
念が高まった。
ECB理事会はこの日、主要政策金利を過去最低の1.00%に据え置いた。据え置き
は予想通り。
<株式> ロンドン株式市場は続落。世界経済をめぐる懸念が再燃し、終値ベースで
3カ月ぶり安値をつけた。
リスク回避の動きが高まるなか銀行・鉱山株が売られた。エネルギー株も商品価格の下
げに圧迫された。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は11月5日以来の安値で引けた。
銀行株の下げが目立ち、HSBC
7.8%安。
イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、政策金利を予想通り過去最低水準の0.5
%に、また資産買い入れプログラムの規模を現行の2000億ポンドにそれぞれ据え置く
ことを決定した。
英中銀の決定は、市場のセンチメント改善にはつながらなかった。
欧州中央銀行(ECB)もこの日の理事会で、予想通り主要政策金利を過去最低の
1.00%に据え置いた。
ユーロ圏周辺国をめぐる根強い懸念が圧迫材料となったほか、米新規失業保険週間申請
件数が予想外に増加し下げに拍車をかけた。
ボーダフォン
上回ったほか、業績見通しを引き上げたことが好感された。
グラクソ・スミスクライン
がかりに一時の下げから戻した。
投資家が需要見通しを再評価するなか、金属・原油価格が下落し、商品株が売られた。
鉱山株ではアントファガスタ
クストラータ
石油株では、第4・四半期が75%減益となったロイヤル・ダッチ・シェル
2.1%下落。BP
欧州株式市場は大幅続落。ユーロ圏周辺国をめぐる懸念や米新規失業保険週間申請が予
想外に増加したことが相場を圧迫した。スペインのサンタンデール
行株の下げを主導した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は28.03ポイント(2.75%)
安の992.96。終値ベースでは11月30日以来の安値、1日としては10週間ぶり
の下落率となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は97.16ポイント(3.46%)安
の2707.45。
サンタンデールは9.4%安。通年利益は予想を上回ったものの、株価を押し上げるに
は至らなかった。トレーダーは、スペイン経済の見通しをめぐる懸念などを指摘した。
ドイツ銀行
を上回った。
その他、BBVA
SBC
クレディ・スイスの資産管理部門の副会長ボブ・パーカー氏は「欧州連合(EU)がギ
リシャの財政健全化計画について『野心的』と表現したことで、多くの市場参加者は、E
Uは計画が順調に実施されることにさほど自信がないと受けとった。スペインの予算案が
詳細に欠くことや、ポルトガルの赤字削減をめぐる懸念もある。市場は短期的に下落する
だろう」と述べた。
米労働省が発表した1月30日終了週の新規失業保険週間申請件数は、前週比8000
件増の48万件と、予想外に増加した。 アナリスト予想は46万件だった。
欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で、予想通り主要政策金利を過去最低の1.
00%に据え置いた。
イングランド銀行(英中央銀行)も政策金利を予想通り過去最低水準の0.5%に、ま
た資産買い入れプログラムの規模を現行の2000億ポンドにそれぞれ据え置くことを決
定した。
<ユーロ圏債券> ポルトガル国債の価格が引き続き下落した。財政状態がぜい弱なポ
ルトガルに注目が集まっている。
トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は、この日の理事会を受けた記者会見で、ギリシ
ャが赤字削減に向け正しい方向に動いており、財政健全化計画を達成することが重要と発
言。10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差が縮小するなか、ポルトガル国債は
下げ止まらなかった。
ノルデアの主任アナリスト、ニエルズ・フロム氏は「市場の注目はギリシャ以外の国に
移りつつある。ポルトガルはギリシャに類似した問題を抱えている。ギリシャは(財政赤
字削減策を)提示した。他の国も同様の対策を打ち出す必要がある」と述べた。同氏は、
「ソブリンリスクと財政赤字の問題がいまだ解決していない」としている。
10年物のポルトガル国債と独連邦債の利回り格差は161ベーシスポイント(bp)
と、前営業日から17bp拡大した。一時は175bpまで上昇した。
CMAデータビジョンによると、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、
ポルトガル国債の保証料は、一時は債務1000万ユーロあたり22万6400ユーロと
過去最高の水準に上昇したものの、その後22万3200ユーロに下落した。
10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は348bpと、ほぼ変わらず。
RIAキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は
「欧州委員会が前日にギリシャの財政健全化計画を支持したことに加え、欧州中央銀行
(ECB)はギリシャの財政赤字削減計画に太鼓判を押した。これらがギリシャ国債の一
部支援要因となっている」と述べた。
ポルトガルやその他の周辺国の国債と独連邦債の利回り格差は、スペインの国債入札が
順調にこなされたことを受け縮小した。しかしその後再度拡大した。
独連邦債先物3月限
時123.93と、前年11月末以来の高水準に上昇した。
独連邦債2年物
1.073%。一時は前年9月以来の低水準となる1.046%まで下げた。同10年物
[東京 5日 ロイター]