1330GMT 29日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5945.71(+89.76) 5855.95
クセトラDAX 7376.24(+82.10) 7294.14
金 現物午後値決め 1505.50 1504.25
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.270 (‐0.015) 1.047(1.058)
独連邦債2年物 1.602(1.554)
独連邦債10年物(9月限) 125.70 (‐0.20) 3.005(2.995)
独連邦債30年物 3.754(3.735)
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<為替> ユーロが対ドルで上昇し、3週間ぶりの高値をつけた。
ギリシャに対する追加支援実施が一歩前進したことに加え、欧州中央銀行(ECB)
が来週にも利上げを行うとの観測からユーロ高傾向が強まっている。
<株式> ロンドン株式市場は続伸。ギリシャ議会が中期財政計画の実施方法を定めた
法案を可決したことを受けてリスク選好度が高まり、石油株や銀行株、鉱山株に買いが入
った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>の上昇は5営業日連続で終値としては1カ月ぶりの
高値水準となった。
ロイズ
たなCEOが打ち出した斬新なリストラ策が好感された。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が、RBSの豪インフラ・アドバイザリ
ー子会社と同社の官民合同プロジェクトファイナンス資産を買収する方向で交渉を進めて
いるとの新聞報道も買い材料となった。
石油株<.FTNMX0530>の中で値上がりが目立ったのはBGグループ
その一方で石油サービスのペトロファック
外国為替取引プラットフォームEBSを保有するインターディーラーであるICAP
か、ロンドン証券取引所(LSE)
トロント証券取引所を運営するTMXグループ
は中東の投資家に買収されるのではないかとの憶測が広がっている。
欧州株式市場は続伸。ギリシャ議会が中期財政計画の実施方法を定めた関連法案を可決
したことを好感し、主要株価指数は約4週間ぶりの高値をつけた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は12.26ポイント(1.12%)
高の1110.97。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は45.98ポイント(1.64%)高
の2848.53。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は2%高。英銀大手のロイズ
値上がりした。1万5000人の人員削減を含む大規模なリストラ策を発表したことが好
感された。
石油株の値上がりが目立った。BGグループ
海盆の原油・ガスの推定埋蔵量を上方修正したことが好感された。
個別銘柄ではロンドン証券取引所(LSE)
ント証券取引所を運営するTMXグループ
証券が同社の投資判断を引き上げたことが買い材料となった。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が下落。ギリシャ議会が中期財政計画の実施方法を定めた
関連法案を可決したことや、ドイツの金融機関によるギリシャ支援参加に向けた動きが見
られたことを受けて安全資産が売られ、リスク選好度が高まった。
ギリシャ議会はこの日、前日の中期財政計画承認に続いて同計画の実施方法に関する法
案を可決し、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)の次回融資実施に向けたハード
ルをクリアした。
また、ショイブレ独財務相は、ドイツの金融機関が対ギリシャ支援で32億ユーロを負
担すると述べたほか、ユーロ圏は7月3日の会合で解決策で合意できるとの見方を示した。
ギリシャが当面のデフォルト(債務不履行)を回避する見込みが強まったことで、独連
邦債先物
した。独連邦債2年物
1.61%。
米経済が当初懸念されたほど鈍化していないとの見方が浮上したことも材料視された。
米シカゴ地区購買部協会がまとめた6月の景気指数は前月から上昇し、エコノミスト予
想も上回った。米新規失業保険週間申請件数は若干減少した。
周辺国国債は軒並み上昇し、ギリシャ国債2年物
低下の26.97%となった。
ただ、ギリシャ政府が緊縮措置を実行できるかをめぐっては不透明感が根強く、周辺国
国債の上昇は長続きしないとみられている。
ロイズの金利ストラテジスト、エリック・ワンド氏は「政治的な障害は乗り越えたが、
ギリシャに関しては特に、緊縮措置の実行に依然リスクがある」と述べた。
[東京 1日 ロイター]