再送:表組みを整えて再送します。
1301GMT 4日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
5日終値 前営業日終値
株 FT100 6024.03(+6.49) 6017.54
クセトラDAX 7439.44(‐3.52) 7442.96
金 現物午後値決め 1510.00 1495.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.235 (+0.000) 0.993(1.005)
独連邦債2年物 1.638(1.670)
独連邦債10年物(9月限) 125.65 (+0.17) 3.005(3.016)
独連邦債30年物 3.678(3.707)
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<為替> ユーロが対ドルと対スイスフランで下落している。6月のユーロ圏サービス
部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が昨年10月以来8カ月ぶりの低水準となった
ことを嫌気している。
また、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、中国の地方政府が抱え
る債務はこれまで考えられていたよりも大きい可能性があるとの見方を示したことも影響
し、投資家の間で安全資産への逃避買いが広がっている。
<株式> ロンドン株式市場は続伸し、FT100種総合株価指数は8営業日連続の値
上がりとなった。好決算を好感してタロー・オイルが買われたほか、買収観測を手掛かり
にレキット・ベンキーザーが上昇した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>はギリシャの債務危機への懸念が遠のいたことを好
感し、終値としては5月3日以来の高値となった。8日間の続伸により指数は6.2%上
昇している。
タロー・オイルは3.8%高。ガーナでの原油産出増加を背景に上半期の業績が過去最
高になると発表した。
エキサイト・エナジー
社に対する税制上の優遇措置強化を発表した。これにより比較的小規模で採算性の低い油
田で操業する企業が支援されることになる。
日用品のレキット・ベンキーザー
ル(P&G)
一方、週末に中国が利上げするとの観測から鉱山株<.FTNMX1770>が値下がりしたほか、
ギリシャに対する追加支援策の英銀行への影響を懸念し、銀行株<.FTNMX8350>に利食い売
りが出た。
欧州株式市場は、薄商いのなかFTSEユーロファースト300種指数が小幅続伸。こ
れで7営業日連続の上昇となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.65ポイント(0.06%)高
の1122.23。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.68ポイント(0.69%)安
の2850.51。
フランスの小売り大手カルフール
ーン、ディア
た。カルフールは4.5%高。ディアは8.5%安。
銀行株は値を下げ、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は0.8%低下。ソシエ
テ・ジェネラル
付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が4日、フランスが発表したギリシ
ャ債務のロールオーバー(借り換え)に関する提案は選択的デフォルト(債務不履行)に
相当するとの声明発表が嫌気された。
このところ投資家の間に広がっていた楽観的なムードは、6月のユーロ圏サービス部門
購買担当者景気指数(PMI)改定値が昨年10月以来8カ月ぶりの低水準となったこと
から水を差された。
KBCセキュリティーズのエコノミスト、Koen De Leus氏は「問題は年後半も低下する
かどうかだ」と指摘した。
投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は2.
7%上昇した。
<ユーロ圏債券> ギリシャの債務のロールオーバー(借り換え)計画に関する不透明
感が払しょくしきれないなか、独連邦債価格が上昇した。
市場では、ギリシャが最終的に救済されるとの見方が大勢となっているものの、支援策
に民間部門がどのように関与するのか、また民間部門の関与がどのような結果を及ぼすの
か先行き不透明感が拭えないことから、積極的な取引を控える向きが多くなっている。
DZ銀行の金利ストラテジスト、グレン・マーシ氏は「ギリシャは最終的に救済される
との見通しが強いが、(支援策の)詳細については多くがまだ明らかになっていない。市
場では何か確定的なものを模索する動きが続いているが、これには時間がかかる」と述べ
た。
独連邦債先物
周辺国国債利回りは上昇。ギリシャ国債2年物
27.5%となった。
英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙はこの日、金融業界筋の話として、全ての格付
け機関がギリシャをデフォルト(債務不履行)とみなすまでは、欧州中央銀行(ECB)
は同国の国債をオペの適格担保として受け入れ続ける意向を持っていると報道した。
これについてDZ銀行のマーシ氏は「この件について、トリシェECB総裁は7日の理
事会ではっきりさせる必要がある」と述べた。同氏は独連邦債相場にとっては、8日に発
表される6月の米雇用統計よりも、7日のECB理事会の方が重要としている。
ギリシャ債務危機が他の国にどの程度波及するのか先行きが読めないため、このところ
市場ではECBによる7月以降の追加利上げを織り込む姿勢が消極的になってきている。
市場関係者は「下半期の初めにあたり様子見姿勢が強くなっている」とし「今週相場が
さらに上昇するためには、米経済指標が弱い結果となる必要がある」としている。
独連邦債2年物
日比2.5bp低下の1.64%で推移した。
[東京 6日 ロイター]